ピット作業を終えてセーフティーカーランの隊列に戻ったとき、#16山本の順位は14番手になっていた。レースは23周目から再開した。#16山本はアクセルを踏み込んだが思うように加速せず、後方車両に並ばれたのでオーバーテイクシステムを使って第1コーナーへ進入した。

 このとき、後方車両の追撃は抑え込んだもののブレーキをロックさせタイヤにフラットスポットを作ってしまった。その影響で以降は振動に苦しみながらのレースとなった。

 苦境に陥りながら#16山本は前走車を追い、徐々にその間隔を縮めたが31周目、ハイポイントコーナーでブレーキをロックさせてオーバーラン、後続車に抜かれて順位を15番手へ落としてしまった。

 それ以降#16山本は1秒5前後の間隔で前走車を追うが、タイヤのフラットスポットから生じる振動もあってオーバーテイクには至らず、45周目に上位車1台がピットインしたため14番手へ繰り上がったが、それ以上の動きは起こせないまま残り周回数を走りきりチェッカーフラッグを受けた。

スーパーフォーミュラ第6戦SUGO 山本尚貴(TEAM 無限)
スーパーフォーミュラ第6戦SUGO 山本尚貴(TEAM 無限)

 #16山本はシリーズポイントを加算することができず、通算15.5点でシリーズポイントランキングでは首位と12.5点差の7番手となり、逆転シリーズチャンピオンの可能性を残してシリーズ最終戦を迎えることになった。TEAM無限はチームポイントランキング5番手となった。

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優羽ゆうは
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