投稿日: 2019.11.06 14:49
更新日: 2019.11.06 14:53

GOLDEX RACING TEAM with B-Max motopark 2019スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 レースレポート


スーパーフォーミュラ | GOLDEX RACING TEAM with B-Max motopark 2019スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 レースレポート

『GOLDEX RACING TEAM』のハリソン・ニューウェイ、フリー走行で横転大事故!
しかしチームの奇跡的作業で予選Q1突破!

 システム/アプリケーション開発事業やマルチ決済ソリューション事業の革新技術で日本の未来を創造するGOLDEX株式会社(本社・東京都品川区 代表取締役社長 坂本和也)は、昨年のマカオGPに引き続き、今年はアジアF3選手権および全日本スーパーフォーミュラ選手権においてB-Max with motoparkをスポンサードし、『GOLDEX RACING TEAM with B-Max motopark』として全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦しております。

 チームはこのたび10月26日~27日に三重県・鈴鹿サーキットで開催された全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦に参戦し、ハリソン・ニューウェイが予選9番手から猛追を見せましたが、最終ラップでガス欠でストップし、残念ながら20位完走扱いにとどまりました。

 前戦で3位初表彰台を獲得し、士気が上がっているチームは、今回のレースでの優勝を狙うべくベースセットを設定。しかし生憎の大雨により、金曜日のフリー走行でそのセットアップを確認できず、すべては土曜日朝のフリー走行から事実上のスタートが切られました。

 雨上がりの鈴鹿サーキットは、ほかのサーキットに比べて乾いてすぐの路面グリップが良くなるということで、ハリソン・ニューウェイはコースイン直後から積極的に攻めの走りでアタックを開始。

ハリソン・ニューウェイ(GOLDEX RACING TEAM with B-Max motopark)
ハリソン・ニューウェイ(GOLDEX RACING TEAM with B-Max motopark)

 走り始めからのペースも良く、予選、決勝に向けて好感触を得ながらセットアップを進めていきました。しかし開始40分過ぎに、突然TVモニターで激しくクラッシュし、横転する51号車の映像が流れ、ピットは凍りつきました。

 鈴鹿サーキットで最もスピードに乗るコーナーである130Rで、コーナー進入手前からスピン状態となって飛び込んでいった51号車は、アウト側のタイヤバリアに右リヤから激しくクラッシュし、横転したのです。

 ドライバーは横転したマシンのなかに取り残されていましたが、オフィシャルの迅速な作業によって素早く救出され、幸いにも無傷の状態で脱出することができました。そのTV映像を見る限りマシンの損傷はひどく、予選はおろか、決勝にも修復が間に合わない状況であろうと、多くの関係者は想像しました。

 しかしクレーン車に載せられてピットに戻ってきた残骸のようなマシンの各部を素早くチェックすると、GOLDEX RACING TEAM with B-Max motoparkの技術責任者であるティモ・ランプケイルは、「いいか、みんな。予選までに修理を間に合わせるぞ!」と無線で叫び、次々とメカニックひとりひとりに作業指示を出し始めました。

 フリー走行終了から、予選Q1開始までの時間はわずか2時間5分。この状況下では予選出走は諦め、決勝当日朝のフリー走行すら諦めて、なんとか決勝スタートに向けて修理を間に合わせようとするのが、これまでの日本チームの常識でした。

 しかし、日欧混成チームであるGOLDEX RACING TEAM with B-Max motoparkは違います。“諦める”という言葉が、彼らの辞書にはないのです。

 ピット裏は戦場のような慌しさで、しかし各自が責任を持って黙々と作業が続けられました。1秒たりとも無駄にできない緊張感のなか、プロフェッショナルなメカニックたちが着実にマシンを修復していきます。次第に51号車がマシンの形に組み上げられ、各部のチェックを同時進行で行っていきます。

 予選Q1開始の時間を過ぎてもまだ作業は続いていましたが、ハリソン・ニューウェイはヘルメットを被り、走行準備を整えました。事故直後だけに精神的には厳しい状況だったはずですが、彼には彼に与えられた仕事を全うする義務があります。

 予選Q1開始後4分。マシンはカーボンファイバーの地肌むき出しのカウルに、白いスポンサーロゴを貼り付けた状態で完成し、コースインの準備が整いました。まさに奇跡的な復活劇でした。

 チーム全員の必死の作業の結晶となったマシンに乗り込み、ステアリングを握ったハリソン・ニューウェイは、残された僅かな時間を確認してコースイン。

 タイヤを温めながら各部の動作チェックを行ない、最後の最後にアタック開始。まさにチェッカーラップで1分38秒394をたたき出し、なんと6番手に飛びこんできたのです。


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