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投稿日: 2016.10.31 12:45

P.MU/CERUMO・INGING スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 決勝レポート

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スーパーフォーミュラ | P.MU/CERUMO・INGING スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 決勝レポート

 レース2がスタートしたのは午後2時45分。レース1のリベンジとばかりにスタートに狙いを定めていた石浦だが、イン側スタートのストフェル・バンドーンが抜群のスタートを切り、石浦は2番手に後退。

 さらに、予選3位の国本は出遅れてしまい、6番手に後退。2台は揃って上位マシンを追いかける展開となった。

 逆転を狙うドライバーたちが義務付けされたピット作業をレース序盤に済ませていく中、石浦と国本は揃ってコースに留まるステイアウトの作戦をとった。

 石浦はトップを走るバンドーンと同じ16周目にピット作業を済ませ、暫定4番手でコースに復帰。前のマシンが全てピット作業に入ったことで、暫定首位に立った国本は自己ベストタイムを更新しながら後続との差を広げにかかり、チームは23周目に入ったところでピット作業の準備を進めていく。

 ところが、ちょうどピットインを予定していた24周目。スプーンカーブでクラッシュが発生し、レースはセーフティカーが導入された。このタイミングでピットに入った国本は7番手でコースに復帰。

 リスタートでのポジションアップに狙いを定めた。27周目にレースは再開。ベルトラン・バゲット、ジェームズ・ロシターという2台に挟まれた形の国本は、ここではポジションアップがかなわず、3台での接近戦が続くことになった。

 一方の石浦は背後に迫るアンドレ・ロッテラーからの猛追をしのぎ2番手を死守していた。そこへ、28周目に最終コーナーでスピンしたマシンがタイヤバリヤにヒット。マシンを止めてしまったことで2度目のセーフティカー導入となる。

 残り4周でのリスタートでは、シケインの立ち上がりでわずかにミス。ロッテラーにオーバーテイクのチャンスを与えてしまい3位に後退することに。終盤に一つポジションを下げることにはなったものの、表彰台圏内を守り抜いてチェッカーを受けた石浦は、シリーズポイントを加算しランキング5位となった。

 一度目のリスタートではポジションキープとなった国本だが、2度目のリスタートでは前方のマシンがバトルの末にコースオフ。目の前でのアクシデントにも冷静に対処し6番手にポジションを上げてチェッカーを受けた。

自身初のシリーズチャンピオンを獲得した国本雄資
自身初のシリーズチャンピオンを獲得した国本雄資

 これによりレース2でも1.5ポイントを獲得した国本は、2位のロッテラーに3ポイントの差をつけトータル33ポイントで悲願のシリーズタイトルを獲得。石浦も揃ってポイント獲得を果たしたことで、P.MU/CERUMO・INGINGはシーズン前から目標に掲げていた初のチームタイトル獲得も達成した。


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