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投稿日: 2016.11.04 11:19
更新日: 2016.11.04 11:44

TEAM無限 スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 レースレポート

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スーパーフォーミュラ | TEAM無限 スーパーフォーミュラ第7戦鈴鹿 レースレポート

 このとき、相手のマシンのフロント翼端板が#16山本のマシンの右フロントタイヤに当たってタイヤが破損してしまい、#16山本はコースに復帰したがスロー走行を余儀なくされた。#16山本はそのままピットイン、急遽フロントタイヤのみを交換してレースを続行したが、ほぼ周回遅れとなってしまった。

 その後#16山本はほぼ単独のまま短いレースの残りを走りきって1周遅れの19位でフィニッシュした。タイヤ交換後の#16山本は快調で、レース全体のベストラップでは2番手となる1分40秒347(ファステストラップから0秒126後れ)を記録した。

■決勝RACE2
#16 山本 リタイア(28周-7周遅れ ベストラップ1分42秒422)

 レースウィークが始まってから#16山本はステアリングの重さが気になっており、RACE1でも変わらなかったので、チームはサスペンション関連の部品を念のために交換するなど万全の体制を整えてRACE2に臨んだ。

 RACE2はフルタンクで走りきれるかどうかギリギリのレース距離の35周という設定で、レース中にはタイヤ交換のピットストップが1回義務づけられる。

山本尚貴(TEAM無限)
山本尚貴(TEAM無限)

 引き続き快晴の空の下、午後2時から8分間のウォームアップが始まった。レースを無給油で走りきるためフルタンクにした#16山本はRACE1のときほどタイムが上がらない。午後2時45分、決勝RACE2が始まった。

 レースではピットインのタイミングが勝負のポイントだった。チームはレース序盤でのピットストップが有利だろうと考えていたが、最終的な決断はスタートした後の#16山本の判断にまかされた。

 集団の中に取り込まれた#16は1周目でのピットストップを決意、チームに伝えると1周目にピットへ向かった。

 チームは迅速な作業で4輪を交換、給油は行わずに#16をコースへ復帰させた。3周目、#16山本が見かけ上12番手につけた。だがやはり前のマシンに接近すると空力の影響が出て追い抜きには至らない。

 15周目には上位車両がリタイア、16周目にはコース上で前走車を追い抜いて#16山本は10番手へ、またピットインを遅らせて上位を走り続けた選手が18周でピットインをしたため#16はその選手の前にも出て19周目には9番手へ進出した。

 しかし1周目にタイヤを交換した影響が徐々に#16山本を苦しめ始めていた。タイヤが消耗してマシンの安定性が低下し、ふらつき始めていたのだ。24周目にコース上で生じたアクシデントを処理するためセーフティカーが入りペースランしたので#16山本にとってはわずかながらも救いになった。


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