レースは28周目から再開された。この時点で#16山本は9番手、後方からタイヤ交換をしたばかりの選手に攻め立てられるレースになった。ところがレース再開直後の28周目最終コーナーで#16山本がタイヤをコース外へ落とした影響でスピンしてコースオフ。#16山本はそこでレースを終えることになってしまった。
#16 山本はシリーズポイントを加算することができず、通算15.5点でシリーズポイントランキングでは首位と17.5点差の7位でシーズンを終えた。TEAM無限はチームポイントランキング6位であった。
山本尚貴選手コメント
得意としていた鈴鹿なので期待もしていましたがその反面、開幕戦以外は今年全レースで思うようなレースができていないので不安だった部分もあって、どちらかというとそっちが当たった感じです。開幕戦と同じセットでも同じフィーリングはまったく得られませんでした。
コンディションが違うのでフィーリングも違ってくるのは当たり前なんですが、あまりに挙動が違いすぎてまともにアタックすることもできないくらい不安定で思い切って攻めきれませんでした。
とはいえなんとか修正して苦しい中でもレースで順番を上げて帰ってくるのがドライバーの真価だと思うので、それができなかったことを反省しています。
1年間チームはいろんな面で頑張ってくれて特にセットの面ではエンジニアも一所懸命考えてくれました。でもドライバーとして期待に応えることができませんでした。
RACE2のスピンは完全にぼくのミスです。クルマがふらつき始めていたこともあって、完全にレースに集中して走れていなかったように思うので、自分の力不足を痛感しました。簡単ではありませんが、なんとか流れを変えて来年に備えたいと思っています。