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投稿日: 2021.04.05 10:43
更新日: 2021.04.05 12:10

トヨタ 2021スーパーフォーミュラ第1戦富士 レースレポート

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スーパーフォーミュラ | トヨタ 2021スーパーフォーミュラ第1戦富士 レースレポート

 4日(日)は雨が予想されていましたが、決勝レースのスタートが切られる午後2時の時点では路面はドライ。全車スリックタイヤを装着し、気温17度、路面温度19度というコンディションで、午後2時10分に41周で争われる決勝レースのスタートが切られました。
 
 スタートでは、9番手グリッドの関口が一気に5番手あたりまで浮上しましたが、他者との接触がありタイヤをパンク。これを避けようとした中嶋がコースアウトし、順位を落としてしまいました。

 これによる混乱で中団グループ以降の順位が入れ替わり、1周目を終えた時点で坪井が10番手グリッドから6番手へとジャンプアップ。12番手スタートの国本が7番手へ、平川が8番手、トヨタ勢最上位の5番手グリッドからスタートした阪口は出遅れ9番手へとポジションを落としてしまいました。

 翌周、5番手の車両がピットインしたことで坪井以降はひとつずつポジションアップ。3周目のTGRコーナー(1コーナー)進入では平川がオーバーテイクシステムを使って国本をパスし、3台による5番手争いを展開。平川は9周目に坪井もかわし、トヨタ勢の最上位に浮上しました。

 その後方では、スタートで順位を落とした宮田と阪口がテール・トゥ・ノーズの激しい8番手争いを繰り広げました。
 
 重く立ちこめた雲から僅かに雨の兆候が見られるなかで、義務づけられているタイヤ交換のためのピットタイミングに各チーム苦心。それでも折り返しを過ぎたあたりで多くの車両がピットへ向かい、スリックタイヤへと交換しました。

2021スーパーフォーミュラ第1戦富士 国本雄資(KCMG)
2021スーパーフォーミュラ第1戦富士 国本雄資(KCMG)

 終盤にはやや雨が降り始め、前半戦では平川に次ぐ位置で好走を見せていた坪井が37周目に痛恨のスピン。無念のリタイアとなりました。上位勢では平川と中山がトヨタ勢最後までピットを遅らせ、残り3周となった38周目終了時点でピットイン。
 
 この時点で2番手を走行していた平川は、2番手でコースへ復帰しましたが、小雨が降り始めたなか、冷えたタイヤでアウトラップのペースが上がらず、2台にかわされ、4番手へと後退。最後まで粘り強く上位争いを繰り広げた平川でしたが、惜しくも表彰台には届かず、4位でチェッカーを受けました。

 結局最後まで本格的に路面を濡らすまでには至らず、全車スリックタイヤのまま走り切ったレースで宮田が7位、国本が8位、阪口が9位、大嶋が10位でポイント獲得。中嶋は1周目のスピンから追い上げ11位、山下も18番手スタートからの追い上げで12位フィニッシュを果たしました。
 
 スポット参戦の中山は14位。スーパーフォーミュラ初レースの小高は15位ながらトップと同一周回で最後までレースを走り切りました。


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