投稿日: 2023.08.21 09:43
更新日: 2023.08.21 09:44

TCS NAKAJIMA RACING 2023スーパーフォーミュラ第7戦もてぎ 決勝レポート


スーパーフォーミュラ | TCS NAKAJIMA RACING 2023スーパーフォーミュラ第7戦もてぎ 決勝レポート

2023年8月20日(日)
SUPER FORMULA
第7戦 決勝
モビリティリゾートもてぎ

決勝結果
#64:リタイア
#65:16位

決勝概要

・オープニングラップの多重クラッシュによる赤旗で波乱のスタート、そのアクシデントで2台は大きくポジションアップ
・山本は5番手で再開、順調にレースを進めていたがタイヤ交換後の他車とのバトルで接触しリタイア
・佐藤は6番手で再開し、ミニマムピットインを行なったが、ピットアウトする際に他車と接触し、それがアンセーフリリースと判定、最終的に16位

コメント
総監督:中嶋悟

「いい状況になれたのに、佐藤はピット作業でのアクシデントが響き、山本も計画通りに進んでいたなかバトルで接触してマシンが損傷してしまい残念な結果となってしまいました。2台とも決勝ペースは悪くなかっただけに悔しいです。残りは最後の鈴鹿だけになりましたが、全力で向かっていきます。暑い中、たくさんの応援をありがとうございました」

監督:伊沢拓也

「佐藤選手は上位フィニッシュのチャンスがあったのですが、ピット作業で2つのエラーが重なってしまい残念な結果となってしまいました。山本選手も、確実に表彰台は獲得できる展開で、そこまではクルマの状態もドライビングもすべて完璧だったと思うのですが、最後のピースがはまらず、チームとしては非常に悔しい気持ちです。ただ、内容としては今年一番だったとも感じていて、それは僕にとってポジティブなことでした。次戦は最終大会となりますが、残り1回になったチャンスを確実にものにできるように頑張ります」

#64:山本尚貴

「ピットインを引っ張るという作戦もうまく行きましたし、クルマのペースも今年一番というぐらい良く、トップ2に食らいついていけたので、自分のイメージ通りに戦えていました。ピットストップはチーム側でトラブルがあったみたいですが、その中でもしっかりとコースに送り出してくれて、そこからは燃料が軽い状態でのフレッシュタイヤの利を生かしてペースを上げて、かなり前に行くことができました」

「平川選手のピットでミスがあったことは無線で聞いていて、勝負をかけるしかないと思い、あそこで飛び込むのは決めていたのですが、残念ながら当たってしまい、そこでレースを落としてしまいました。後から「たられば」を言えば他に最良の選択はあったかもしれませんが、目の前にドライバーがいたあの場面では、レーサーとしてはあそこで行くしかないと思いました」

「ただ結果としてレースを落とし、決勝でいいクルマに仕上げてくれたチームにも申し訳ないですし、地元のレースでたくさんの方が応援に駆けつけてくださったなかで、表彰台を見せられなかったことが悔しいです。セットアップが良くトップグループと変わらないタイムで走れたり、収穫が多かった一方で、その収穫を活かしきれなかったドライバーとしての責任は感じています。今回得られたものを最終戦でしっかりと形にできるよう、さらに積み上げていきます」

#65:佐藤蓮

「もてぎのレースは基本的に抜けないだろうというところで、前とのペースをコントロールしている中でも、かなり自分は余裕がある方でした。僕よりも前のポジションに山本選手がいたので彼に戦略の優先権があり、その逆をいく形で僕はミニマムで入ったのですが、タイヤ交換に時間がかかってしまいました」

「そこでクラッチをつなげてしまったことで、より時間がかかり、慌てた中でロリポップが上がってしまい、結果として太田選手と接触してしまいました。太田選手には申し訳なかったです。タイヤが切れてしまってもう一度ピットに戻りましたが、今後の為にもデータは取りたかったので、タイヤを履き替えて後半を走りました」

「クルマのペース自体は良くて、上位陣と大差ないスピードで走れていたので、チャンスがあっただけに残念です。今年は一貫して、レースは強いクルマなのですが、その中でも分析しきれていない部分があります。最終戦に向けては、予選から上位で戦えるように準備していきます」

※次戦は10月28日・29日に鈴鹿サーキットで行なわれます。


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