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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.04.10 09:48

シンティアム・アップル・ロータス スーパーGT第1戦岡山 決勝レポート

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スーパーGT | シンティアム・アップル・ロータス スーパーGT第1戦岡山 決勝レポート

2017/04/10

スーパーGT 2017 第1戦 岡山GT300km レース 決勝レポート

 4月9日(日)、快晴の天気に恵まれた岡山国際サーキットで、スーパーGT開幕戦の決勝レースが開催されました。スタート時点での気温は18度、路面温度は21度。レースディスタンスは300km、全82周で闘いの火ぶたが切られました。

 Cars Tokai Dream28はこれまでの走行内容からスタートドライバーに高橋選手を起用。シンティアム・アップル・ロータス(SGT LOTUS EVORA)は、13番グリッドから上位を目指しました。

 今回は進行に変更があり、フォーメーションラップは14:34にスタート。しかしGT500クラス予選5番手の♯17 NSX GTがスタートできず、ざわめきを残したままウォームアップランが始まりました。

シンティアム・アップル・ロータス
スタートを待つシンティアム・アップル・ロータス

 その後オフィシャルは再始動した19号車に隊列へと戻る支持を与えましたが、残念なことにマシンは再びスローダウン。

 そしてここから8号車、64号車と立て続けにNSX勢がスローダウンし、フォーメーションラップは赤旗中断に。ここからGTアソシエーションは再び隊列を整え直し、レースを81周に減算してリスタートしました。

 波乱に次ぐ波乱から始まったレースは、GT300クラスのポールシッターである65号車と、2番手の4号車という、メルセデス AMG GT同士のデッドヒートから幕を開けました。

 いっぽう13番手からスタートしたEVORAは、走り出し早々に下位のFIA-GT3勢に飲み込まれ、11周目(リスタート後4周目)には17位、13周目には22位と、みるみるその順位を落としていきました。

 周回数的には十分にタイヤが作動領域に入る状況であり、1分31秒台というタイムから考えても、これが高橋選手本来の走りではないことは明らかでした。

シンティアム・アップル・ロータス
シンティアム・アップル・ロータス

 そして高橋選手の無線によって、それがエンジン不調によるものだということがわかったのでした。 チームはピットインの必要性を問いかけましたが、高橋選手は「走れる限り走ってみる」と答え、コースにステイ。

 そして27周まで走り続けましたが、状況は改善しませんでした。順位は24位まで落ちていました。

 第2スティントで交代した加藤選手は走り出しこそ「異常はない」と答えたものの、すぐにそのコメントを撤回。タイム的にも1分30~31秒台がコンスタントという状況になったため、58周目にピットへとマシンを戻し、リタイアでレースを終えました。

 周回数が規定を満たしたため完走扱いとなり、順位は26位でした。

 予選Q1では2位という素晴らしい結果を残したものの、Q2以降はエンジン不調によって思うような走りができなかったシンティアム・アップル・ロータス。比較的得意とする岡山国際サーキットでポイントを獲得できなかったのは残念ですが、チームはレース終了後から既にその原因を追及するべく動き出しています。

 次戦は5月3日(土)から2日間にかけて開催される富士500kmレース、ストレートスピードが有利に働くコースであることには違いありませんが、Cars Tokai Dream28はベストを尽くして臨みますので、応援宜しくお願い致します!


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