更新日: 2017.04.13 13:53
本山哲 スーパーGT第1戦岡山 レースレポート
2017 AUTOBACS SUPER GT Round1
「OKAYAMA GT 300km RACE」 REPORT
スーパーGT2017シーズンが今年も、岡山国際サーキットで幕を開けた。昨シーズンはランキングこそ9位で終えることになったが2度の表彰台を達成、それ以外のレースでもたびたび優勝争いにからみ年間を通じ速さを印象づけた『S-Road CRAFTSPORTS GT-R』。
本山哲&千代勝正というドライバーラインアップはじめ、ほぼ同じ体制で挑むことで今季はさらなる好成績が期待される。しかしレギュレーションの変更によりGT500クラスすべてが新車両となる今季は勢力図も塗り替えられる可能性があり、その指針となるのが3月に行われた岡山および富士で行われた合同テストだったが、全体的にGT-R勢は好調な出だしとはいえなかった。
【予選】4月8日(土)天候:くもり 路面:ドライ 気温:19℃ 路面温度:20℃(予選開始時)
■公式練習結果:15位 1’20.381(千代)
■公式予選Q1結果15:位 1’19.616(千代)
この週末は当初2日間とも雨の予報となっていたが、午前9時からの公式練習前にそれまで降っていた雨は止み、各車は序盤から中盤にかけてウェットタイヤで走行。
約1時間後にスリックに切り替え、予選、決勝に向けたセットアップを本格的に進めていった。46号車はウェット時こそベストタイム順で上位につけていたが、ドライコンディションとなってからはやや精彩を欠くことになった。
公式練習後、一時は回復傾向にあったこの日の岡山の天気だが、午後になると再び上空は雲で覆われた。GT300クラスのQ1で赤旗が出た影響から、GT500クラスのノックアウト予選Q1は予定より遅れ午後3時14分にスタート。
今にも雨が降ってきそうな空模様だったが降り出すことなく、各車はスリックタイヤでコースに入る。46号車は千代が出走した。GT500クラスのQ1では、46号車は開始から7分が経過した頃にコースイン。2周のウォームアップラップを経て3周目に1’21.145をマークし、まずはQ2進出圏内の7位につける。
しかしこのあたりからライバルたちも周回毎にタイムアップを果たし、タイミングモニターは目まぐるしく変化。次のアタックで1’19.616までタイムを伸ばしふたたび圏内に浮上する。
46号車の千代は全てのコーナーで激しく火花を散らしながら攻め立てるも、ラストアタックでもベストを更新することはかなわず最終的に15位でQ1を終了。Q2への進出ならず、決勝は15番グリッドから上位を目指すことになった。
●本山哲のコメント
「今期はNEWマシンが投入されオフのテスト期間を通して精力的に開発を進めてきましたが、この予選ではまだ本来のポテンシャルを発揮することができず非常に残念な結果となりました」
「決勝は苦戦が予想されますがマシンの性能を可能な限り引き出し、ドライバーとピットとのチームワーク&戦略を最大限に生かして一つでも上のポジション目指します。ベストを尽くしポイントが獲れるよう戦いますのでご期待ください」