30号車TOYOTA PRIUS apr GT スーパーGT第1戦 レースレポート
公式予選Q1 4月8日(日)8:40~8:55
予選が行われる頃には、路面は完全に乾いていたが、依然としてサーキット上空には灰色の雲が浮かんでおり、いつ雨が降り出してきてもおかしくない状況ではあった。
そこでQ1担当の佐々木選手は、計測開始と同時にコースに進んでいく。しっかりウォームアップを行うも、6分ほど経過したところでコースアウトした車両があって赤旗中断に。
まだ本格的なアタックを始める前だったのは、何よりの幸い。再開からまもなく1分27秒台に乗せた佐々木選手は、1周のクールダウンの後、1分26秒207を記録し、2番手に浮上。
Q1突破を確信して、終了を待たずしてピットに戻ることとなった。その後、1台の逆転を許しはしたが「#30 TOYOTA PRIUS apr GT」を、Q2で待つ永井選手に3番手で託すことになった。
公式予選Q2 4月8日(土)15:30~15:42
Q1の中断もあって続いて行われたQ2は、10分遅れでのスタートとなった。このセッションを担当するのは、もちろん永井選手。
公式練習では好走が目立っていたこともあり、上位進出にも期待がかかっていた。アウトラップに加えて2周をウォームアップに充て、いよいよ「#30 TOYOTA PRIUS apr GT」のアタックが開始される。
まずは1分30秒861をマークした永井選手は、さらにコースを攻め込んでいく。刻まれるセクタータイムの自己ベスト。だが、パイパーコーナーで勢い余って縁石を乗り越え、コントロールを失ったマシンはイン側のコンクリートウォールにヒット! 胆を冷やす光景ではあったが、永井選手に怪我はなかったのは不幸中の幸い。
しかし、せっかくの好タイムも赤旗中断の原因を作ったとして抹消となり、決勝には「#30 TOYOTA PRIUS apr GT」は14番手から挑むこととなった。