一方、こちらもランキング3位とチャンピオンシップを争うポジションながら、今回の予選では17番手となったVENTENY Lamborghini GT3。予選後にQ1を担当した元嶋佑弥に話を聞くと「う〜ん、難しかったですね」と少し浮かない表情をみせた。

「Q1で出ていったタイヤの選択をおそらくミスしていて、そのタイヤを1周で使い切ってしまいました。その後は異なるタイヤに履き直して、そっちのほうが全然良かったのですけど、赤旗が連続で出てしまったのでアタックできずに終わってしまいました。クルマの感触としては、とくにダメという感じではなかったんですけどね……」

 また、直接の赤旗原因にはなっていないが、元嶋は多くの車両が手を焼いた最終ビクトリーコーナーでスピンを喫したひとり。そのとき自身はアウトラップだったというが、チャンピオンシップを争うプレッシャーもあったことを明かす

「もうアウトラップはけっこう必死でした。いつも僕はどちらかというと手堅く走るほうなのですが、今回はタイヤが温まるかどうかの状況なので、そうも言っていられない状況でした。でも、チャンピオンがかかっていなければ、ああいった走りはしません。チャンピオンがかかっているからこそ、あえて『攻めなきゃいけないとき』でした」

元嶋佑弥(VENTENY Lamborghini GT3)
2024スーパーGT第8戦もてぎ 元嶋佑弥(VENTENY Lamborghini GT3)

 Q2ではパートナーの小暮卓史が3番手タイムを記録したが、こちらもロワー組のため、VENTENY Lamborghini GT3は決勝を17番手からスタートすることになった。

「できることなら本当に表彰台圏内を目指せるくらいに頑張っていきたいです。でも、クルマも(サクセスウエイトで)軽くはないので、現実的にいちばんやってはいけないことは、今回のレースでタイトルへの可能性をなくしてしまうことです。その部分を含め、チームと冷静に頑張っていけたらいいなと思っています」

 予選では雨が影響したことで下位に沈んでしまったmuta Racing GR86 GTとVENTENY Lamborghini GT3だが、速さと実力に関しては疑う余地のない2台。決勝では気づけば上位に進出してくるかもしれない。

VENTENY Lamborghini GT3
2024スーパーGT第8戦もてぎ VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)

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