スーパーGT第2戦/富士スピードウェイ 大会直前情報
2025年のスーパーGTは、5月3日(土・祝)、4日(日・祝)にゴールデンウイーク恒例の富士大会を迎えます。
開幕戦となった岡山大会では、GT500クラスはリアライズコーポレーション ADVAN Z(松田次生選手/名取鉄平選手)が予選3位、WedsSport ADVAN GR Supra (国本雄資選手/阪口晴南選手)が予選5位とシングルグリッドを獲得。決勝レースはいずれもトラブルやアクシデントに見舞われましたが、力強い走りで見ごたえあるレースを展開しました。
また、GT300クラスではでグッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝選手/片岡龍也選手)がポールポジションを獲得。決勝レースではANEST IWATA RC F GT3(イゴール・オオムラ・フラガ選手/安田裕信選手)が2位、リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ選手/平手晃平選手)が3位に入り、富士大会では2台はそれぞれ40kg、32kgという名誉のサクセスウエイトを搭載して3時間という長丁場の戦いに挑みます。
なお、リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rはオリベイラ選手が他レースとの日程重複により欠場、代わって金丸ユウ選手が平手選手とコンビを組むことになります。またグッドスマイル 初音ミク AMGは開幕大会ではペナルティにより順位を下げてしまいましたが、ポテンシャルの高さは十分に見せており、富士大会にも期待がかかります。
以下、各チームを代表してコメントをいただきました。
GT500クラス
国本雄資選手(WedsSport ADVAN GR Supra)
「開幕戦は不安定なコンディションで、序盤はウォームアップ、ペースともに苦しい状況でしたが、以前と比べるとコンスタントに走ることができ、ライバルよりもいいペースを見せられる場面もありました。後半スティントではダンプ路面をドライタイヤで走行し、非常に良いペースで追い上げることができました」
「残念ながら接触によりリタイアとなってしまいましたが、今後につながる力強いレースができたと思っていますし、シーズンオフのタイヤ開発の方向性が正しいことを確信できました」
「富士は3時間レースで作戦の幅が狭いため、各スティントをコンスタントに走り切る必要があります。自分自身もベストな走りができるように精いっぱい戦い、たくさんのファンの皆さんの前で良いレースができるよう頑張ります」
松田次生選手(リアライズコーポレーション ADVAN Z)
「岡山大会では、構造、コンパウンド含めて非常に良いフィーリングを得られました。特に予選(ドライ)でのグリップが良く、ノーウエイトでの3番手という結果はとてもポジティブでしたし、今シーズンの幸先のいいスタートが切れたと思っています。決勝はマシントラブルがあり結果が出ませんでしたが、ドライでのベストタイムは速かったので、ドライコンディションでレースができていればかなり良いポジションでゴールできたと感じていますし、今後につながるレースになりました」
「富士では岡山大会の勢いのままレースがしたいですね。表彰台圏内でのゴールを目指し、3時間レースをノートラブル、ノーアクシデントでしっかりと走り切りたいです。チーム一丸となって頑張りますので、応援よろしくお願いします」
GT300クラス
片山右京監督(グッドスマイル 初音ミク AMG)
「開幕戦は予選でポールポジションを獲得でき、決勝レースではいったん7番手に下がりましたが、そこからポジションを回復していくことができました。スリックタイヤに履き替えたタイミングは良かったのですが、トップ集団に比べると少しペースが足りず4位という結果でした」
「次の富士はAMG GT3の性能調整(BoP)が比較的有利に設定されるため相性が良く、チームにとっても過去に上位入賞を何度もしている得意なコースです。今シーズンはチームの雰囲気も良いので、ここで大量得点してはずみをつけたいと思っています。今回もしっかり集中していきます」
イゴール・オオムラ・フラガ選手(ANEST IWATA RC F GT3)
「岡山ではラッキーな展開もあり2位表彰台を得ることができました。僕が担当した前半は雨で気温も低く、タイヤに熱が入りづらく、非常につらい状況でした。しかし、段々と乾き始めてタイヤが機能し始めるとペースも上がり、ヨコハマタイヤのライフも良く、50周目までピットストップを引っ張ることができました。結果的にこれが表彰台獲得につながったと思います」
「富士は気温も上がりそうなので、僕らにとっては非常に良い状況になると思います。今年のヨコハマタイヤとレクサスRC Fの相性は良く、テストから調子も良いので期待してください」
平手晃平選手(リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R)
「岡山では難しいコンディションが目まぐるしく変わるなか、チームの素晴らしい判断と、しっかりパフォーマンスを発揮してくれたヨコハマタイヤのおかげで、開幕戦からいい流れを掴むことができました。この結果は、シーズンを戦っていくうえで本当に大きな意味を持つと思っています」
「富士スピードウェイではテスト段階からGT-Rとヨコハマタイヤの相性が非常によく手応えを感じているサーキットなので、個人的にもかなり楽しみにしていますし、1年の中でも特に気合いが入るレースのひとつです。GT-R×ヨコハマタイヤパッケージの強さを発揮できるよう、全力で挑みますので、熱い応援をよろしくお願いします!」
第2戦富士大会は3時間レースという長丁場。ヨコハマ装着勢の戦いにご注目ください。
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