御殿場市長「GTアソシエイションと富士スピードウェイの協力に感謝」
4月16日に本震が発生した平成28年熊本地震で、震度6強の揺れに見舞われた熊本県合志市に向け、4月21日に静岡県御殿場市から支援物資として、2リッターの飲料水ペットボトル1200本が送られたが、静岡県御殿場市の若林洋平市長は、支援物資運搬にスーパーGTをプロモートするGTアソシエイションと、富士スピードウェイが協力したことに対する感謝を述べている。
合志市と御殿場市は、全国ハンセン病療養所所在市町連絡協議会の構成団体として、『災害時の相互応援に関する合意書』を取り交わしており、熊本地震に際し、御殿場市から支援物資として富士山の地下水をくみ上げた『ごてんばの水』2リッター飲料水ペットボトル1200本が送られた。
この運搬には、GTアソシエイションと富士スピードウェイが協力。ヨコハマのモータースポーツタイヤを運ぶトランスポーターが使用され、21日に御殿場市を出発した。この一連の動きに対し、御殿場市の若林市長は「合志市さんと連絡を取りましたところ、水道がかなり濁っている状況ということで、生活用水としては使えるけど、飲み水としては厳しいというお話でした。そこで、『みんなで水を送ろう』という話になったんですが、だったら富士山麓の美味しいお水を送ろうと。そこで当市(御殿場市)の方に要請が来て、今回の形になりました」と説明してくれた。
「現地の皆さんが、どれが本震でどれが余震か、我々よりも情報が入り辛い状況もあると思います。そのなかで、せめて飲み水だけでもいいものを飲んでいただければ。我々もこうしたことに対応するのは当然のことですが、この水が少しでも救いになればありがたいと思います」