第2戦 富士 予選レポート (GT300)
トラブル出るも、セットがはまりポール獲得

 車のポテンシャルは高いものの開幕戦では描いていた結果を出す事が出来なかったので、この富士では何とか結果を出したい。
 朝のフリー走行では高木真一がチェック走行を行いながら、最初のタイムアタックを行った。その時点で10番手のポジションだったが、高木は「ブレーキが暖まっていない状況であのタイムが出るならポールポジション獲れるかも知れない」とフィーリングを語っていた。
 しかし、最初のアタックの直後にシーズンオフから出ている電気系のトラブルが再発してしまった。そのため、午前のセッションは殆ど走る事が出来ず、予選を迎える事になった。
 Q1のアタッカーは高木真一。高木はポールポジションを獲れるかも?と言ったものの、午前のセッションでセットアップを進める事が出来なかったので不安を抱いていたが、Q1を見事トップで通過。小林にバトンをつないだ。
 続く小林は、Q2が始まると一番最初にコースインし、入念にウォームアップをしてからタイムアタックに入っていった。小林はコースレコードを塗り替えるタイムを叩き出し、見事ポールポジションを獲得。明日は何としてでも優勝を飾りたい。

土屋圭市エグゼクティブアドバイザーのコメント
「トラブルが無ければ速い車なので、我々のポテンシャルの高さを予選で魅せる事が出来て嬉しかったです。明日はトラブルが出なければ表彰台を狙えると思います」

一瀬俊浩エンジニアのコメント
「岡山のテスト、レース、富士のテストのデータを元に車のセットアップを進めてきましたが、セッション開始直後から車のトラブルが出てしまい、午前は殆ど走る事が出来ませんでした。しかし、少ない情報の中で、ドライバーが的確な判断をしてくれたので、良いタイヤチョイスをする事が出来ました。おかげでポールポジションを獲る事が出来ました。明日に向けては、今日起こったトラブルの原因究明をして、レース中にトラブルが出ないようにしたいと思います」

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