
●ニスモブランドの確立に向けて。ロードカーを世界でも
ニスモは近年、ニッサンのモータースポーツ活動を担うだけでなく、例えばメルセデスベンツにおけるAMGや、BMWのMブランドなどと同様に、ニスモの名を冠したコンプリートカーやパフォーマンスパーツなど、ブランドとして世界的にその存在感を増している。片桐新社長は、「ニスモをニッサンのパフォーマンスブランドとしてきちんと確立していきたい」と今後もブランド発展を目指すと語った。
「ヨーロッパの会社はそれぞれパフォーマンスブランドをもっていて、ロードカーの販売を含めて非常にいいイメージを作っていることを、とてもうらやましく思っています。ニッサンでも、ニスモというブランドをしっかりと育て、世界的にも確立していきたい」
「そのためにいま、注力しているのがニスモブランドのロードカー販売です。日本では6車種が出ていますが、これを世界でも実現していきたいと思っています。ただ、今はひとつひとつ苦労しながらゲリラ的に出している状況なので、それをもっとシステマチックにしたいと思っています」
