
●モータースポーツ参加の経験も。片桐新社長の手腕に期待
昨今の世界中のモータースポーツでは、クルマの開発と市販車へのフィードバックという面はまだ重要な存在意義ではあるものの、プロモーションへの活用という意味合いが非常に重要なポイントになっている。その点では、マーケティングを長年担当してきた片桐新社長の手腕は大いに期待したいところ。
また、片桐新社長は自身もかつて、イギリスでラリーに挑戦したり、ジム・ラッセル・レーシングスクールに参加するなど、「学生時代に自動車部でモータースポーツを経験していて、その後も趣味でアマチュアのモータースポーツに関わってきました。どちらかといえばラリーの方が好きですが、そういう意味では、ユーザーさんの気持ちを多少は理解していると思っています」とモータースポーツへの熱意もある。
まずは新社長就任後、MOTUL AUTECH GT-Rが開幕2連勝を飾るなど、ニスモは好発進をみせている。今後のニスモがどう発展していくのか、片桐新社長の手腕に注目したいところだ。
