■GAINER TANAX AMG GT3の場合
続いては、同じくSUGOテストの際にエンジントラブルに見舞われてしまったというGAINER TANAX AMG GT3のピットに来てみました。福田洋介エンジニアにお話しをうかがいます。あの〜……エンジンがお怪我をされたと聞きましたが。
「今はニューエンジンになっています。SUGOテストのときは、もうそろそろオーバーホールした方がいいかな、と思っていたくらいでした」
なるほど。気になるお値段なんですが、エンジン1基の値段ってあんまり想像つかないですね。
「じつは、オーバーホールとニューエンジンを入れるのはそんなに金額が変わらないんです。オーバーホールだと往復運賃がかかりますからね。でも、オーバーホールしておくと、スペアエンジンを手元に置いておけるというメリットはあります」
「エンジンは、運賃入れて500〜600万円くらい。まあ痛いことは痛いですね」
では、エンジントラブルになったことで『無駄な時間過ごしちゃった〜』みたいなことはありました?
「それはないですね。SUGOで壊れた時点ですぐに鈴鹿公式テストがあったので、ネットでオーダーを入れて、“お急ぎ便”で送ってもらってギリギリでした」
なんでも、メルセデスベンツAMG GT3はカスタマー用に専用のホームページがあって、そこで部品をポチっとすると届けてくれるらしいんです。“お急ぎ便”は飛行機、通常は船だそうですが、まるでアマ●ンみたいじゃないですか!
というわけで、出費はあったもののあまり困っていないとのことなので、エールを送らずに帰ります☆ でも、事前のきいの予想が当たりますように! とお願いした結果、優勝でしたね〜(笑)。おめでとうございます!
