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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.08.06 10:25
更新日: 2017.08.06 12:02

シンティアム・アップル・ロータス スーパーGT第5戦富士 予選レポート

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スーパーGT | シンティアム・アップル・ロータス スーパーGT第5戦富士 予選レポート

■公式予選1回目(Q1)
 公式予選一回目(Q1)は、定刻通り14時35分からスタート。天候は曇りながらも路⾯はドライ、気温は27℃、路⾯温度は33℃というコンディションでした。予選は公式練習走行の状況からQ1を加藤選手が担当。FIA-GTマシンがいちはやくタイヤを暖めてタイムを刻み出すなか、いつも通りじっくりと間合いを取ってアタックに臨みました。

 アタックに入った計測3周目、加藤選手はまず1分39秒642をマーク。しかし上位陣は38秒台中盤でトップ争いをしており、まだEVORAはQ1突破圏外の16位付近でした。しかし計測4周目に入ると、加藤選手は1分38秒813をマーク!順位も一気に11位と、EVORAはQ1突破圏内に入りました。

 そしてラストアタックでは、セクター1で0.144秒、セクター2では0.120秒とベストを更新し、さらなる順位アップの期待が……。

 しかしセクター3では0.263秒遅れ、タイムは1/1000秒アップの1分38秒812に留まりました。結局EVORAは12位という順位で、Q1を突破しました。ちなみに今回の予選Q1は、トップからQ1突破の14位までが38秒台のなかでひしめき合うという、極めて熾烈な闘いでした。

■公式予選2回目(Q2)
 GT500のQ1を挟んで10分後に行われたGT300クラスの公式予選2回目(Q2)は、15時20分から始まりました。公式練習走行で満足な周回数を得られなかった高橋一穂選手は、一周でも多くアタックラップのチャンスを作るべく、いちはやくコースイン。

 そしてタイヤが発動し始める計測3周目には1分41秒台、その後も1分41秒004、1分40秒331と、着実にタイムを縮めて⾏きました。こうして迎えた計測5周目の最終アタックでは、セクターごとに自己ベストを更新。

 しかしセクター3ではタイムアップすることができず、惜しくも39秒台の自己ベストを記録することはできませんでした。しかし少ない走行時間のなかで、加藤選手との差が1秒5へ縮まったのは、決勝レースに向けて大きな収穫となりました。

 この結果からシンティアム・アップル・ロータスは、明日の決勝レースを14番グリッドからスタートすることになりました。

Cars Tokai Dream28シンティアム・アップル・ロータス
チーフエンジニア 渡邊信太郎

「タイヤテストができなかった影響から、選んだタイヤの前後のピークがずれてしまい、加藤選手の最終アタックは惜しい結果となってしまいました。リヤのグリップが予想よりも早く低下して、動きがピーキーになってしまったようです」

「マシン的には無事に走らせることができただけでなくアップデートの効果も確認でき、ホッとしています。またこの予選結果から、明日に向けてのセッティングをこれからさらに煮詰めます。このセットアップは次戦の鈴鹿にもつながるので、明日はしっかりマシンを走らせたいと思います!」

ドライバー:加藤寛規選手
「まずはQ1を通って、本当によかったです。アップデートの効果に関しては、正確なところはわかりません。テストができていれば、もっと力を発揮させることができると思うのですが。でもこうした苦しい状況で、チームはがんばってくれていると思います」

「明日は天候がどうなるか読めないので、展開が本当にわからないですねぇ!それでもベストを尽くしますので、応援よろしくお願いします。」

ドライバー:高橋一穂選手
「自分は周回数がタイムに大きく影響するので、公式練習走行でのマイナートラブルは痛かったですね! 予選は、セクター3でベストを出せなかったことが大きな反省部分です。でも、39秒台に入っても順位は変わらなかったですよ(笑)。だからもっともっと周回数を重ねたいですね。決勝は、がんばって走ります!」


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