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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.08.16 17:07
更新日: 2017.08.16 15:50

31号車TOYOTA PRIUS apr GT 2017スーパーGT第5戦富士 レースレポート

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スーパーGT | 31号車TOYOTA PRIUS apr GT 2017スーパーGT第5戦富士 レースレポート

公式予選
Q1 8月5日(土)14:35~14:50

天気予報が告げていた弱雨とはされたが、降るとされていたのは予選のタイミング。実際に降り出してきたら混乱も来しただろうが、なんとか灰色の雲は泣き出すことなく、ドライコンディションを保ったままQ1が行われることとなった。

 今回のQ1担当は嵯峨選手。気温は27度、路面温度は33度と、公式練習よりやや上がった程度。

 硬めのタイヤを選んでいたことから嵯峨選手は、「#31 TOYOTA PRIUS apr GT」のウォームアップは入念に行い、アウトラップに加えて3周を充ててからアタックを開始する。
 
 まずは1分39秒385をマークし、続けてのアタックでは38秒625にまで短縮。その結果、8番手につけることとなり、難なくQ1突破を果たすこととなった。

公式予選
Q2 8月5日(土)15:20~15:32

 Q2を担当するのは久保選手。ここを任され、実際に走行するのは、今季3回目となる。嵯峨選手からのインフォーメイションを受けた久保選手も、ウォームアップは入念に。
 
 同じタイミングからのアタック開始となった。まずは1分38秒399をマークして、この日のベストタイムを更新。さらなるタイムアップを狙って久保選手は、もう1周コースを激しく攻め立てていくも、38秒646を記すに留まった。

 しかしながら、そのタイムは6番手と「#31 TOYOTA PRIUS apr GT」は、決勝レースを3列目グリッドからすることが決定。得意ではないサーキットにおいて、この順位は大健闘と言うことができるだろう。

嵯峨宏紀選手

「前回の富士と比べると、リストリクターが昨年と同じになったので、プリウスが本来いるべき場所に戻ってきたような気がします。ただ、ライバルとの戦力差が分からなかったので、コンサバな走りに徹し、完璧に内圧を合わせきれていれば、もう少し行けたかもしれませんが、とりあえず落ち着いて走ることができました」

「前回のSUGOのレースはバタバタしすぎた面もあったので、今回は全体で落ち着いたレースをしなくてはならなかったから、そのための予選としてよかったと思います」

久保凛太郎選手

「富士で少しは、元気なプリウスが戻ってきた感じがしました。いいレースができるんじゃないかという期待も持ちつつ、公式練習ではあんまり走れず不安もあったので、嵯峨選手にQ1をお願いして、僕がQ2を担当して」

「正直、不安もありましたが、なんとか6番手のタイムが出せて、まとめきってはいないのですが、やっとブリヂストンタイヤの美味しいところを、ちょっとだけ使えたという印象です。明日は天気がどうなるか分かりませんが、晴れでも雨でも良さそうな気がしていますので、頑張ります」

金曽裕人監督

「6番手というポジションはありがたいポジションというか、欲を言えばJAF-GT勢のトップは獲りたかったというか。でも、5月のレースはパーフェクトなアタックをしてもQ1を通れなかったのに、ここまでパフォーマンスを上げられたのは、チームとして大きな成果を感じます」

「宏紀も凛太郎も、アタックに関しては今、持っているポテンシャルのほぼほぼ、いいところまで出しきれていたような気がします。明日のレースはうまくまとめて、優勝までできるとは思っていませんが、確実に高いポイントを獲得して、まだシリーズを諦めたわけではないので、このいちばん苦手とされる富士で、どこまでいけるかやってみたい。だから作戦も含めて、明日はドラスティックにやっていこうと思っています」


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