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投稿日: 2017.08.29 18:28
更新日: 2017.08.29 18:29

スーパーGT:D’station Racing 第6戦鈴鹿 レースレポート


スーパーGT | スーパーGT:D’station Racing 第6戦鈴鹿 レースレポート

D’station Racing
Race Report

AUTOBACS SUPER GT SERIES Round.6 Suzuka 1000km
August 26-27 2017

痛恨のペナルティ。勝てるはずだったレースが悔しい10位に

Qualify : 10th (1’59″175)
Race : 10th (158 Laps)

 勝利を狙えるピースを揃えつつも、第2戦以来なかなかすべてのピースがかみ合わずにいるD’station Racingは、SUPER GTのシリーズ天王山と言える第6戦鈴鹿1000kmに臨んだ。今回は藤井誠暢のパートナーとしてスヴェン・ミューラーが第2戦以来の復帰となったが、事前の公式テストでもいい感触を得ており、好結果が期待された。

 迎えた8月26日(土)の予選日は、朝方雨が降ったものの、少しずつ路面が乾いていく状況。藤井、ミューラーのふたりは精力的に走行を重ね、最後は本気のアタックをしなかったものの、1分59秒400というタイムで2番手という好位置で走行を終えた。藤井の手ごたえは「今季でいちばんいい」というものだった。

 ただ午後の公式予選では、藤井がQ1を、ミューラーがQ2を担当した。僅差のGT300においては、抜群の仕上がりをみせるD’station Porsche、そして藤井をもってしてもQ1突破は至難の業。実際、Q1では藤井が1分59秒564をマークするものの、13番手。Q1突破はしたが非常に際どいところであった。Q2ではミューラーも藤井の奮闘に応え、1分59秒175を記録。今季ベストの10番手を獲得した。

 ポルシェ911 GT3 Rは、どちらかといえば予選一発よりも、決勝で高いペースで走ることが得意。そして、今回の決勝は長丁場。D’station Porscheの仕上がりもよく、グリッドも好位置。チームは確実に勝利を狙える手ごたえを得て、8月27日(日)の決勝日を迎えた。

 4万5000人もの大観衆を迎えた決勝のスタートドライバーは藤井。序盤から耐久レースとは思えぬ混戦が展開されるなか、藤井はタイヤの内圧に苦しみながらも、4番手まで順位を上げていき、ミューラーに交代。藤井の指摘により内圧も適正化され、ミューラーも表彰台圏内をうかがう走りをみせていた。

 しかし、好事魔多し。競り合いながらヘアピンコーナーに差しかかっていたミューラーは、前走車に邪魔され、ポストに出されていた黄旗を確認できず、周回遅れを抜いてしまったのだ。アンラッキーだったが、これによりD’station Porscheには、ペナルティストップ10秒が課せられてしまった。静止時間を含め、ロスタイムはおよそ1分。D’station Porscheは優勝争いから大きく遅れることとなってしまった。

 さらに、このペナルティによって作戦の変更が余儀なくされたが、これがピットインのタイミングをベストなものからずらしてしまう。特に2回目のセーフティカーでは、藤井はガス欠に見舞われてしまう恐れすらあった。ピットに戻ったとき、燃料残量は残りわずか2ℓだったのだ。

 展開に恵まれないレースとなったが、その後もタイヤ交換を減らしたりと可能な限りの作戦を駆使してポジションを上げ、藤井とミューラーはその後もハイペースで粘りの走りを続けた。チームも抜群のピット作業で走りに応え、最後は前を行くライバルの脱落もあり、10位でフィニッシュ。2ポイントを獲得した。

 しかし、終わってみれば優勝車とのタイム差は1分18秒。レースにもしもは禁物だが、もしペナルティがなく、作戦変更もなく当初のストラテジーで走りきった場合、計算された順位は1位──つまり、優勝だった。いかにアンラッキーなペナルティだったとはいえ、レース後、ミューラーは自らのミスを大いに悔やんだ。

 しかし、そんなミューラーもD’station Racingの勝利のために選ばれた大切な“ピース”のひとつだ。今度こそ、みんなで勝利をつかもう──。チームメンバー全員が、次戦タイでのリベンジを誓った。それができるだけの速さは、今のD’station Porscheにはある。

D’station Porsche


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