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スーパーGT ニュース

投稿日: 2017.09.01 18:07

スーパーGT:TEAM UPGARAGE with BANDOH 2017年 第6戦鈴鹿 レースレポート

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スーパーGT | スーパーGT:TEAM UPGARAGE with BANDOH 2017年 第6戦鈴鹿 レースレポート

●8月27日(日)決勝:15位

□決勝 天候:晴|コース:ドライ|気温/路面温度 開始:30度/47度>中盤:32度/45度>終盤:29度/36度

 来年から鈴鹿10時間耐久レースとなる為、今年が最後となる鈴鹿1000kmは晴天の中決勝日を迎えました。

 10時55分からのウォームアップ走行では決勝向けのセッティングの確認をし、中山選手から「車両のバランスがいい!」と無線が入り、タイムも2番手と決勝は期待の出来る状況となりました。

 通常であれば、その後すぐにグリッドに着いていきますが、今回は「SUZUKA 1000km THE FAINAL」という事で、NISSAN R92CP、TOYOTA TS010、タイサンスターカードポルシェ962の3台のグループCカーによるデモランが行われ、決勝スタートを前にサーキットはかなりの盛り上がりとなりました。

 そして、45,000人の大観衆が見守る中、12時30分三重県警の4台の白バイと3台のパトカーの先導でパレードラップが行われました。その後1周セーフティーカーによるフォーメーションラップが行われ、決勝レースが開始され、ポールポジションの25号車に続き、ポジションをキープしたまま1コーナーへと入っていきます。そのまま25号車、18号車、5号車の3台で逃げグループが形成され、4位以下の車両をどんどんと離していきました。

 トップ3台はほぼ同じラップタイムで走行し、周回を重ねていきますが、9周目に5号車がピットインした為、25号車と一騎打ちをしながら20周を終えたころには3位の車両とは15秒ほどの差が出来ていました。

 無線でタイヤの状況を確認しながら、ピットインのタイミングをうかがっていき、27周目にピットインしました。作業は給油、ドライバー交代のみでタイヤは無交換でした。川端選手がステアリングを握り4番手でコースに復帰。

 翌週から前を走る車両もピットインしていき、31周目にはトップを走行の25号車がピットインし、ここで18号車 UPGARAGE BANDOH 86がトップに立ちました!

 予選から使用している、決勝のスタートタイヤですが、川端選手は2分03秒台で他車より早いラップで安定して周回をしていきました。順調に逃げていましたが、40周目、最終コーナーで55号車と3号車が接触し、セーフティーカーが導入されてしまいました。

 ここまで稼いだ20秒のギャップはここでリセットされてしまいました。45周目にセーフティーカーが戻ると、失ったギャップを再び稼ぐべく2分02~03秒のハイペースで走ります。しかし、50周を超えたところで、130Rからシケインにかけてガス欠症状が発生した為、ピットインをしました。

 中山選手に交代し、タイヤ交換、給油を行い13番手でコースに復帰しました。2分01秒代でラップを重ね55周目には2分01秒380でその時点でのGT300のファステストタイムを記録しました。その後他車のピットインもあり、再びトップに立ちますが、71周目に再びガス欠症状が出てしまいピットインをし、ドライバー交代と給油を行います。

 この後も、前回のピットインの時からタンクには十分燃料が残っているにも関わらず、20周前後走るとガス欠症状を抱えながらの戦いとなりました。幸い、コース上のラップタイムは良かったので、給油で失う分はかなり取り戻すことが出来ていたので、上位争いに残ることが出来ていました。川端選手に交代し、3番手でコース復帰しましたが、82周目にはトップに戻ります。

 また、20秒ほど、ギャップを得たところで、31号車が130R出口でコースオフし、クラッシュした為、再びセーフティーカーが導入されてしまいました。セーフティーカーランをしている90周目に「130Rで突如ステアリングが切れなくなった」と川端選手から無線が入り、ピット内は騒然としました。


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