<都筑晶裕選手>
決勝レース前に雨が降ってきてレインかスリックか迷ったのですが、レインタイヤを選択してのスタートとなりました。スタート直後は、スリックを履いていたマシンと混走という難しい状況のなかでしたが、順位を上げることができました。その後10周目くらいからは路面が乾き始め、予想以上にレインタイヤが悲鳴を上げ、タイヤを労りながら走行することに切り替えるという我慢の走行でした」
「そして、ドライバー交換が可能となる18周目で、新田選手にドライバーチェンジし、なんとかバトンは渡せたものの17位フィニッシュとなり、満足できる結果とはいえませんでした。次戦はいよいよ最終戦、応援してもらっている関係者のためにもいい結果で恩返しが出来るよう頑張ります」
<新田守男選手>
「予選、決勝を通して厳しいレースとなってしまいました。予選は、装着したレインタイヤと状況が噛み合わず22番手。決勝レースは、路面コンディションの変化で都筑選手が早めにピットインしたので、40周以上を走りました」
「燃料が軽い状況でも重い状況でもラップタイムがそれほど変わらず、タイヤも終盤まで持ってくれたのですが、全体的なラップタイムがライバルに対して劣っていました」
「Ferrari 488 GT3は、ストレートの最後でトップスピードが伸びるのですが、それまでの加速感が鈍くコース上で追い抜くことが難しかったです。コースレイアウト的にも苦手でした。残すところ、今シーズンは最終戦のみなので、なんとか上位に進出したいと思っています」