このセーフティカー運用について、坂東代表は24日にSUGOで行われたGTA定例記者会見の場で、「フルコースイエローを、WECのものを参考にしていきたいと思っている」と導入を検討していると語った。現在、このシステム導入に向けて、GPSや携帯電話の電波を使ったものを、テストとしてRAYBRIG NSX CONCEPT-GTに搭載しているという。

 ただ、FCYはレギュレーションとして単に導入すれば良いものではなく、コース上の車両の速度管理をはじめ、多額の費用が必要となってくる。一説には数千万円はかかると言われており、スーパーGT開催コースである7サーキットで運用できるシステムを導入するには、さまざまな費用がかかってくるはずだ。

 また、GPSシステムを使ったり電波を使用したりするなかで、「これを40台につけたときに、お客様がいっぱいいるなかでしっかりと運用ができるかどうか。また、GT500とGT300が混走するレースのなかで、どう運用するか」とさまざまな検討課題があると坂東代表は語っている。

 さらに、サーキットごとに異なるオフィシャルへの対応も課題だ。「基本的に、オフィシャルというものは各オーガナイザーの担当がついている。我々が入れる機械と連動しながらやるためには、コミュニケーションをしっかりととらないといけない。8大会を全部同じような人間が同じようなポジションにいて動かせるような状況を作っていきたい」と坂東代表。

 WEC以外にも、ニュルブルクリンク24時間等のシステムを参考にしながら、「来年あたりには導入したい」と坂東代表は語るが、今シーズンについては、現行のレギュレーションはそのまま続行される。

 安全とエキサイティングで公平なレースの両立は、現在世界中のレースで模索されている部分だ。インターナショナルシリーズとして発展しているスーパーGTの2017年シーズンに向けて、どんなレギュレーションが採られるのだろうか。

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