そして決勝では、その言葉どおり有言実行、14番手からスタートした関口雄飛は次々と前を行くマシンをパスし続ける快進撃を見せ、詰めかけたスーパーGTファンを沸かせます。

 完全に乾ききってはいない路面の中、全車スリックタイヤでスタートしたレース、1周目に1台をパスして13番手で戻ってきた関口雄飛は状況を冷静に判断し、タイヤを労わりながらじっくりと温め、しばしチャンスを待ちます。

 3周目にはGT500のマシン2台が絡むアクシデントがあり、11番手に浮上。5周目には早くもGT300クラスのマシンが周回遅れとなって前をふさぎ始めます。その混戦を縫うように走る関口雄飛は、着実に順位を上げ10周目には8番手に浮上。前をいくマシンがGT300クラスの処理に戸惑う中、関口は1周で2秒近く速い脅威のペースで、あっさり7番手へとポジションをアップ。16周目にはトップを行くマシンがGT300クラスのマシンと接触してスピンし、労せずして6番手へと浮上しました。

 19周目にはさらに前を行くマシンを仕留め、5番手。前をふさぐGT300クラスのマシンをパスする絶妙さで23周目に4位へと浮上し、その勢いのまま24周目に3位へ。そして26周目のストレートで前を行くマシンのスリップに入り、第1コーナーでインを奪って2位を奪取。勢いが止まらぬままトップを追った関口ですが、そのタイミングでGT300マシンのアクシデントでセーフティカーが入りました。

 31周目にレースが再開したタイミングで多くのマシンがドライバー交代にピットへと飛び込みますが、トップ争いを展開する関口は当然ステイアウトで首位を狙います。何度も第1コーナーでアタックを試みるのですが、元F1優勝経験者のコバライネン選手も意地でブロックし、関口を前に出させません。数周に渡る激しい攻防に場内は沸き、ファンはスーパーGTならではの醍醐味を味わいました。

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