またスバルは2018年もニュルブルクリンク24時間レースへ継続参戦。クラス王座奪還を目指してSP3TクラスにスバルWRX STIを投入する。
2018年は、これまでTOYOTA GAZOO Racingからニュル24時間に出場していた井口がスバルへ加入。ここでも山内とともにタッグを組むことになる。
これまでニュルのドライバー布陣では唯一の日本人ドライバーだった山内は「井口選手の加入はすごく心強い」という。
「ニュル(の車両開発)はいままでひとりでドライブして、そのインフォメーションをチームに伝えていましたから、任せられている部分も多いですけど、重荷に感じる部分がなかったわけではありません」
「実際、この3年間は向こう(ニュルブルクリンク)にマシンを持っていってもしっかり進化していましたけど、そこに井口選手が加わるとコメントも力強いものになります。ふたりで(マシンの改善点を)感じあえれば、確かな答えになるので心強いですよ」
その井口は「僕のイメージで、スバルはSP3Tクラスで無敵」という印象があると言い、「(スバル移籍)1年目ですし、AWDに乗る機会もあまり多くはありませんから、初めてのレースでドキドキワクワクなんですけど、6年間GAZOOで経験してきたことを、しっかり1年目のチャレンジで生かしたい」と決意を明かした。
22日に富士スピードウェイで行われたシェイクダウンでも、走行後に笑顔を交えながらコミュニケーションを取っていたほか、井口が自身のYouTubeチャンネル『TAKUTO IGUCHI ”Takuty”Official』用に動画を撮影している様子を、山内が写真に収めるなどコンビネーションは抜群。GT300、ニュル24時間ともに、抜群の連携で悲願の王座獲得を目指す。
