■7月23日(土) 予選Q1
14時30分より15分間に渡って行われた予選Q1は青木孝行が担当した。セッションが開始され、ライバル勢の多くは序盤からアタックラップに入っていったが、DIJON Racng GT-R#48はピットで5分間待機することを選んだ。
14時35分、いよいよ青木がコースイン。ウォームアップを入念に行い、タイムアタックに入る。計測3周目、青木は1分20秒589の13番手タイムをマークする。しかし、ライバル勢もタイムアップを果たし、青木が戻ってくる一周毎のわずかな時間差で激しく順位が入れ替わる。周回を重ねるごとにタイムアップを果たていく青木は計測5周目に1分19秒280までタイムを短縮するも燃料警告灯が点灯したため、アタック継続を断念してピットへ。
結果、辛くも青木のマークした1分19秒280がQ1突破ボーダーラインとなり、DIJON Racingは2014年第7戦以来の予選Q1セッション通過となった。
■7月23日(土) 予選Q2
15時27分より行われた予選Q2セッションはTakamori博士が担当した。Takamori博士は入念なウォームアップを経て、タイムアタックに突入。1分20秒469をマークし、GT300クラス6位につける。引き続き、アタックを継続し、翌周には1分20秒039とタイムを縮め、ライバル勢のタイムアップがあるため順位は落としたものの、この時点で10位につける。さらにアタックを続け、19秒台突入も間違いないとみられていたが、アタック中に他車に引っかかり、タイムロスしてしまう。タイヤのグリップが発揮できるタイミングを失ったTakamori博士は念のためアタックを続行するも、タイムアップは果たせず、GT300クラス13位で予選Q2を終えることとなってしまった。

■7月24日(日) フリー走行
朝から霧雨が降り注ぎ、路面はハーフウエット状態。9時より行われたフリー走行ではセッション開始前にウエット宣言が出されるコンディションとなった。路面はウエットタイヤか、それともスリックタイヤかと判断に迷う状況であったが、DIJON Racingはウエットタイヤを選択することに。
Takamori博士のドライブで、決勝レースに向けた準備を進めていくこととした。セッション開始わずか2分で、GT500車両が最終コーナーでコースオフし、赤旗が提示され、セッションは一時中断となる。雨量は徐々に増して、セッション再開時にはほぼ全車がウエットタイヤを装着するまでに路面コンディションは悪化していた。
Takamori博士は余力を十分に保たせた状態ながら、計測3周目に1分37秒001をマークし、この時点でGT300クラス3番手タイムをマーク。中盤を過ぎ、Takamori博士から今度は青木がドライブ。青木も1分29秒596とこの時点で4番手タイムをマーク。フリー走行はGT300クラス7位で好調さをアピール。午後からの決勝レースに向けて順調な仕上がりを見せた。

