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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.04.08 18:36
更新日: 2018.04.08 21:28

GT500ホンダ時代到来か。同士争いを制したKEIHINが開幕V、山本&バトン組が2位表彰台を獲得

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スーパーGT | GT500ホンダ時代到来か。同士争いを制したKEIHINが開幕V、山本&バトン組が2位表彰台を獲得

 一方、優勝争いのNSX-GT対決も2番手のRAYBRIG NSX-GTがペースを上げ、毎ラップごとにKEIHIN NSX-GTとの差を詰めにかかるも、塚越広大も反応し1秒半のギャップをキープ。レースも60周を過ぎ終盤に突入すると、3番手、5番手、7番手と奇数ポジションで1対1の対決構図となっていく。

 そんななか、粘りの走りをみせるMOTUL AUTECH GT-Rは、フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-Rを引き連れて6番手、7番手まで這い上がり、70周目のヘアピンでアウトからARTA NSX-GTをオーバーテイク。これでペナルティのロスから5番手にまで舞い戻ってみせた。

 そして残り10周となったところで首位の2台にまさかのドラマが発生する。2番手100号車がバックストレートで不穏なウェービングを見せ、タイヤのピックアップ(タイヤかすが剥がれずにくっついたままでグリップダウンする)を嫌がるそぶりを見せた直後、首位を行くKEIHIN NSX-GTのフロントバンパーにパーツの破片が付着して、KEIHIN NSX-GTは、わずかにペースダウン。

 そのパーツはその後、モニターでCRAFTSPORT MOTUL GT-RとZENT CERUMO LC500のバトル中の接触により飛散したパーツのものとみられ、ここを好機と見た山本尚貴のRAYBRIG NSX-GTがみるみるKEIHIN NSX-GTの背後に迫る。

 そこから緊迫のチェイスを展開した2台は、残り5周で1秒差にまで縮まったギャップをGT300マシンの混走を縫うように走り抜け。首位をなんとか守り抜いた塚越広大が、山本尚貴を抑えきり今季初優勝。山本もタイヤ無交換ながら最後までペースを落とさず首位を追い詰め、2位RAYBRIG NSX-GTのジェンソン・バトンにデビュー戦表彰台をプレゼントすることになった。3位にはチャンピオンのKeePer TOM’S LC500が入り、平川亮は岡山での表彰台を死守している。

 昨季開幕戦は全5台にトラブルが発生するという悪夢の幕開けとなったNSX-GT勢が今シーズン、ついに優勝争いの最前線に戻り、GT-R勢はドライブスルーを経てもなお、ポイント獲得圏内にカムバックするパフォーマンスを見せるなど、昨季王者レクサス包囲網が非常に高いレベルで整ったことを示した2018年の開幕戦。

 次戦、ゴールデンウイークに開催される第2戦富士は例年同様500kmで争われる長丁場のレースとなるだけに、この僅差の3メーカーがどんな勝負を繰り広げるか。近年稀に見る勢力図が拮抗した緊迫のGT500シーズンが幕を明けた。


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