こうしたチームがアウトラップへ向かうなか、先の公式練習で黙々と連続周回をこなしていた片岡龍也のグッドスマイル 初音ミク AMGが、タイムシート後方で毎周回ベストを更新しながらウォームアップを続けると、残り5分時点で1分36秒850でトップにおどり出る。

 これで2番手後退のシンティアム・アップル・ロータスとの2台だけが36秒台に突入し、残り3分のところでセクター1、セクター2を最速で駆け抜けたSUBARU BRZ R&D SPORTが1分36秒656でタイム更新。LEON CVSTOS AMGが1分36秒780で2番手、ARTA BMW M6 GT3も1分36秒825で3番手に飛び込んでくる。

 その後も公式練習トップタイムの好調さをみせた高木真一は、連続でアタックに入るとセクター1、セクター2でタイムアップを果たし、1分36秒573までタイムを縮めて、初音ミクAMGからトップの座を奪取。最終盤で逆転劇を演じてみせた。

アタックに臨むARTA BMW M6 GT3
アタックに臨むARTA BMW M6 GT3

 これで高木はGT300通算13度目のポールポジション獲得となり、同じく13度の最多ポール獲得記録を持つ佐々木孝太、加藤寛規に並んでいる。また、チームとしてもポールトゥウィンを飾った2017年第5戦富士以来のポール獲得となった。

「(BMW)M6の特性は富士に合っているし、ここで獲らなきゃとは思っていて。チームもこんな変則的セッションで完璧にクルマを合わせてくれた」と、ベテランらしい落ち着きで振り返った高木。

「最多ポール記録はね、あまりはしゃいでも新田(守男)さんに怒られるし」と控えめなコメントに終始したが、その新田とともに築いたGT300のシリーズ最多勝記録更新に向けても、視界良好の最前列グリッド獲得となった。

 2番手には、高木同様に最速ラップの翌周にもセクター1自己ベストを記録していた井口卓人のSUBARU BRZが続き、3番手に蒲生尚弥のLEON AMG、4番手に初音ミクAMG、5番手にロータスと続き、エンジンパワーで勝るFIA-GT3勢が強さを見せるなか、2台のJAF-GT/マザーシャシーがトップ5に食い込んでみせた。

 なお、セッション終了後、30号車TOYOTA PRIUS apr GT、植毛 GT-R、Hitotsuyama Audi R8 LMSの3台がアタックラップ中、四輪脱輪があったとしてベストタイムが抹消されている。

 110周、500kmの長丁場で争われるスーパーGT第2戦富士の決勝レースは4日(金)の14時40分にスタートする。

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