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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.05.07 12:04
更新日: 2018.05.08 11:17

LEXUS GAZOO Racing スーパーGT第2戦富士 レースレポート

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スーパーGT | LEXUS GAZOO Racing スーパーGT第2戦富士 レースレポート

DENSO KOBELCO SARD LC500 39号車 ドライバー ヘイキ・コバライネン

 クルマはとても良い感触でした。予選は完璧とは言えなかったのですが、速いのは分かっていました。目標は最初のスティントでトップに立ち、ギャップを広げるということでした。首位に立つことは出来ましたが、ギャップを広げるまでには至りませんでした。

 ただ、坪井君は、練習走行がほとんどできなかったのにもかかわらず、第2スティントで素晴らしい走りを見せてくれました。将来のGT500ドライバー候補として高い才能の持ち主だと思います。私が担当した最後のスティントでは、タイヤを充分に暖めきれず、ライバルの先行を許してしまいました。

 最初のスティントと比較してもリヤのグリップが足りない状況でしたが、後続との差をなんとかコントロールして走り続けました。2位は悪くない結果だと思います。次戦鈴鹿では更に良い結果を狙います。

DENSO KOBELCO SARD LC500 39号車 ドライバー 坪井翔

 そもそも事前のテストもあまり出来ず、昨日もほとんど走れなかったので、僕の中での準備が全く出来ておらず、正直走る前は不安要素しかありませんでした。ヘイキさんに色々教えて貰いながら、ヘイキさんの走り方も見ながら勉強して、イメージを作っていきました。

 滑ると言われて心配していたアウトラップもミス無く行けましたし、タイヤを壊さないという面でも上手く出来たと思います。40周という長距離は正直走ったことがなかったのですが、良いクルマでしたし、タイヤも良かったので、自分の出来る最大限の力を発揮すべく走り続けました。

 自分の仕事としては責任はしっかり果たせたと思っているので、合格点かなとは思っています。GT500車両は、やっぱり加速が速いので、雑には運転できないですし、300がいっぱいいる中で、的確な判断をしないと平気で1秒2秒とロスしてしまうので、そういう意味では頭をすごく使うので疲れました。

 このGT500クラスでの経験を活かして、次戦のGT300クラスでも良いレースを戦いたいと思います。

ZENT CERUMO LC500 38号車 ドライバー 立川祐路

 予選は上手く行ったのですが、決勝に関しては正直ちょっと辛かったです。クルマのバランスを合わせきれず、大分フロントタイヤが厳しい状況でした。今週は予選日にほとんど走行時間が無くて、レース前のウォームアップ走行25分だけだったので、そこで確認して調整もしたんですが、それでも合わせきれませんでした。

 予選は1周だけなので何とかなりましたが、ロングランではちょっとしたバランスの悪さが響いてしまいました。3位には入れましたが、正直今日は自分としてはとても悔しい結果なので、この悔しさを次の鈴鹿では晴らしたいと思います。

ZENT CERUMO LC500 38号車 ドライバー 石浦宏明

 昨日全く走れず、今日のウォームアップ走行で初めて走るという状況でした。ロングランでアンダーステア症状が出てしまうということで、セッティングの調整もして貰ったのですが、実際に決勝を走り始めたら、立川さんからの無線でやはり厳しいと伝えられました。

 それを気にしながらの走行になったのですが、前後にクルマが結構いる状況で、タイヤをいたわったりする余裕もなくバトルをすることになり、36号車に先行を許してしまいました。こちらの方がペースは良さそうだったので、何とか逆転しようと色々トライしたのですが、押さえられて、最後は差を広げられてしまったのは反省点かなと思います。

 ただ、今回のような変則的なスケジュールで、完璧なクルマにするのはみんな大変な状況だったと思うのですが、そんな中でも3位になれたというのは、ポイントの面では良かったと思います。


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