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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.05.07 12:04
更新日: 2018.05.08 11:17

LEXUS GAZOO Racing スーパーGT第2戦富士 レースレポート

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スーパーGT | LEXUS GAZOO Racing スーパーGT第2戦富士 レースレポート

◆決勝◆

 4日(金)は朝から晴れ渡り、富士山もその雄大な姿を見せる中、グランドスタンドは5万人を超えるモータースポーツファンで埋め尽くされました。風は強いものの、日差しは暖かく、5月らしい過ごしやすい気候の気温18度、路面温度36度というコンディションの下、午後2時40分、静岡県警の白バイとパトカーに先導されての安全運転啓発パレードラン、フォーメーションラップを経て、110周(500km)で争われる決勝レースのスタートが切られました。

 立川がスタートを担当した38号車、大嶋の6号車が最前列に並んでスタートを切りましたが、スタート直後のタイヤが暖まっていない状況で、ライバルの先行を許すこととなり、2位、3位へ後退。その後に続く形となったロシターの36号車とコバライネンの39号車はペースで勝り、LEXUS LC500同士での激しい上位争いが展開されました。

 このバトルを抜け出したのが39号車のコバライネン。17周目に38号車をパスし、23周目のストレートでライバルのGT-Rに並ぶとTGRコーナー(1コーナー)進入で首位浮上を果たしました。

 首位に立った39号車は、ライバルの追撃を何とか凌ぎながら、首位を守ったまま37周目終了で1度目のピットイン。コバライネンから22歳の坪井へとドライバー交代を行いました。

 2015年、FIA-F4選手権の初代チャンピオンに輝き、今年は全日本F3とGT300クラスに参戦。今大会は小林可夢偉の代役として初のGT500車両でのレースとなった坪井ですが、初めてとは思えないほどの落ち着いたドライビングで首位を堅守。一時は2位を6秒以上も引き離しての好走を見せました。

 その後方では、LC500同士の3位争いが激化。20周以上に渡って36号車の関口と、38号車の石浦によるバトルが繰り広げられました。

 前戦2位、3位に入ったことで重いウェイトハンデを課されてのレースとなった6号車と、10番手スタートとなってしまった1号車も追い上げを見せ、1位と、3位から6位までをLC500が占める形となりました。

 75周目、首位を守りきった39号車の坪井がピットイン。給油とタイヤ交換、コバライネンへのドライバーチェンジを行いましたが、翌周ピットへ向かったライバルは、ピット作業時間で上回り、39号車の前でコースに復帰。コバライネンはライバルのアウトラップでの逆転を狙いましたが惜しくも届かず。

 レースの中盤を支配する速さを見せたLC500でしたが、惜しくも逆転は叶わず、39号車が2位、38号車が3位で表彰台獲得となりました。22歳の坪井は初のGT500出場でいきなりの表彰台獲得。また、坪井同様代役として出場したロシターが好走を見せた36号車が4位、6号車は5位。1号車は終盤まで6位につけていましたが、残り2周でかわされ7位フィニッシュとなりました。

 GT300クラスでは、平手がドライブする31号車が7番手スタートからスタートで5位、翌周には4位へとポジションを上げ、前を行く車両を攻めて激しい3位争いを展開。GT300クラスは様々なピット作戦を採るチームが多く、順位は激しく入れ替わりましたが、終盤全車が2度目のピットを終えた時点で、2度目のピットでタイヤ無交換作戦を採った31号車は2位へ浮上。見事“ホーム”富士で2位表彰台を獲得しました。

2位表彰台を獲得した31号車TOYOTA PRIUS apr GT

 予選で6位に入った宮田がスタートとフィニッシュの2スティントを担当した60号車も上位争いを繰り広げ、7位でフィニッシュ。ポイント獲得を果たしました。


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