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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.05.17 10:00
更新日: 2018.05.17 19:04

GOODSMILE RACING&TeamUKYO スーパーGT第2戦富士 レースレポート

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スーパーGT | GOODSMILE RACING&TeamUKYO スーパーGT第2戦富士 レースレポート

■5月4日(金)片側無交換作戦で5位フィニッシュ

 第2戦の富士は500kmという長距離で、2回のピットインが義務付けられている。スプリントレースと違って、この2回のピットインのタイミングが大きく順位に影響するという、作戦が非常に重要になるレースだ。
 
 予選日の天候とはうって変わって朝から快晴。だが、気温は低く、路面温度もやや低め。決勝レーススタート前は気温18度、路面温度36度だった。スタートドライバーは片岡選手。多くのファンが詰めかけたグランドスタンド前を通り過ぎて500kmのレースが開幕した。
 
 1周目でさっそく前を行く65号車をパスし3位に。だが、スタートしてわずか数周でトップを走る55号車と2番手の61号車は後続との差を広げていく。さらに背後からは31号車(TOYOTA PRIUS apr GT)が迫っていた。31号車は最高速は0号車より速く、5周目にはコンマ数秒差まで追いつかれる。それでもなんとか抑えていたが、17周目についにパスされる。
 
 その後、65号車がすぐ背後に迫る。レースペースは同じくらいなので、順位を守りつつ周回数を重ねていく。レースは膠着していたが、30周目あたりからライバルたちは続々とピットインする。0号車は上位陣よりも長く走り、40周目に1回目のピットインを済ませた。タイヤを左側2本交換し、ドライバーは谷口選手へ。
 
 アウトラップは8位で65号車の前には出られたが、61号車と31号車には前に出られてしまった。44周目には5位まで上がり、さらに54周目に61号車がトラブルでリタイヤしたため3位になった。
 
 後続との差を広げつつ、ノートラブルで走る0号車。上位2台(55号車、31号車)が2回目のピットに入り、73周目には1位を走っていた。作戦ではもう少し谷口選手が引っ張る予定なので、まだピットには入らない。おかげで2位を走っている55号車との差は40秒以上に広がっていた。
 
 しかし、55号車のペースが速く、徐々にタイム差が縮まってくる。83周目にピットインしたが、このときふたたびタイヤ左側2本交換作戦を敢行。つまり右側のタイヤを500km無交換という奇策に打って出たのである。
 
 ドライバーのタイヤマネジメント力とタイヤへの信頼がなければ絶対にできない作戦だ。だが、最小限のロスでコースに戻ったものの、55号車と31号車には前に行かれてしまう。
 
 アウトラップではレース中盤くらいから追い上げてきた11号車(GAINER TANAX GT-R)にオーバーテイクを許してしまい、4位にダウンしてしまう。その後、4位のままレースは終盤へ。100周目、そろそろチェッカーが見えてきたところで、徐々に差を詰めてきた65号車にピタリと背後につかれ、タイミング悪くGT500のマシンも来てしまったこともあり、抑えきれずに5位に。
 
 残り3周というタイミングだったこともあり、逆転は叶わず5位でチェッカーを受けた。 第1戦から苦しい戦いが続いているが、今のところ取りこぼしなくポイント獲得はできている。第3戦の鈴鹿では大量ポイントで、シーズンに弾みをつけたい。
 

■チーム関係者コメント


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