■日本の経験をもつふたりも太鼓判

 現行型のポルシェ911 GT3 Rは、現在日本で開催されているシリーズでは、スーパーGT GT300クラスにD’station PorscheとGULF NAC PORSCHE 911が、スーパー耐久ST-XクラスではD’station Porscheが参戦している。果たして、新型911 GT3 Rは日本でも活躍することができるのだろうか?

 最終的なパフォーマンスのレベルは当然ながら性能調整によって左右されるはずだが、この問いに対して「もちろんスーパーGTでも活躍できるはずだよ!」と答えてくれたのは、現役としてシリーズを戦っているスヴェン・ミューラーだ。

「スーパーGTはすごくハイグリップなタイヤとコースで争われているからね。この新型911 GT3 Rは大幅にダウンフォースが増えているし、特にフロントのダブルウィッシュボーン化は、大きな効果を発揮すると思うよ」

 また、これまでもスーパーGTで豊富な経験を誇るベルグマイスターは「今でもスーパーGTは出てみたいよね(笑)。あのレースは世界でもトップクラスの戦いだと思うから」と懐かしみつつ、こう語っている。

「日本のサーキットは場所によってはヨーロッパに似ているところもあるので、もちろん911 GT3 Rが活躍できると思うよ。今シーズン、スーパーGTではポルシェの調子がいいので、来季この911 GT3 Rを多くのユーザーが使ってくれると嬉しいね」

 給油口の改良など、ピットでの作業性向上も図られている新型ポルシェ911 GT3 R。ニュルブルクリンク24時間を制するなど、今季アップデートされた現行型も高いパフォーマンスを誇っているが、来季から本格投入されるであろう新型がどんなスピードをみせるのか、そして日本のエントラントがいかに導入するのか……!? 今から興味は尽きない。

新型911 GT3 Rのコクピット。エアコンが装備されたほか、クラッチペダルが廃された。
新型911 GT3 Rのコクピット。エアコンが装備されたほか、クラッチペダルが廃された。
ブレーキはこれまでのPFC製からAP RACING/ブレンボに改められた。フロントはタイヤサイズも変更されている。
作業性が向上したカウリングと給油口
フロントは大幅にエアロが改良され、ダウンフォースが大きく増している

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