■国本選手コメント
前戦の富士でタイヤのトラブルによりポイント獲得が出来ませんでしたので、今回その対策を施したタイヤを持ち込みました。
フリー走行で対策品の2種類のコンパウンド違いのタイヤをテストし、セッティングを予選に向けて進めて行きました。
Q1は山下選手が走りました。ぼくの応援と山下選手の良いアタックで今までのテストを上回るタイムでしたが、NSXの驚異的なタイムに歯が立たず残念ながら9番手となりました。
決勝は山下選手からスタートし14周目でSCが入り、18周目にピットに入り後半スティントを担当しました。
ウォームアップがとても良く、一時3番手まで順位を上げることができましたが、中盤からはタイヤのグリップダウンが大きくペースが悪くなってしまい順位を落とし13位でレースを終えました。
非常に厳しいレースとなり残念ですが、次戦に向けてしっかりと準備をして改善していきます。
応援ありがとうございました。タイは横浜ゴムとのマッチングも良いので期待してください。
■山下選手コメント
・予選
練習走行から感触は良くありませんでしたが、国本選手やチームの皆様に車を良い方向へ修正して頂いて、予選はそれなりのグリップを得ることが出来ました。アタック自体も1周まとまりましたが、コンマ1秒足りずQ2には進むことが出来ませんでした。コンマ1秒というとドライバーでどうにかできる範囲なので、悔しい思いです。
・決勝
今回のヨコハマタイヤはウォームアップが良かったため、スタートから狙っていましたが、うまく阻まれポジションアップは出来ませんでした。その後すぐ、想像以上にタイヤの状況が厳しくなり、防戦一方のレースになってしまったことや、国本選手のスティントが長くなってしまったこと、全体的に厳しい展開になってしまい悔しいです。ただポジティブな面もあったので、次戦以降に繋げたいと思います。応援ありがとうございました。
■織戸学 エグゼクティブアドバイザーコメント
前回の富士の流れから鈴鹿は厳しいレースが予想されたが、プラクティスから予選までの流れは順調に思われた。
今回の鈴鹿のHONDA勢の速さは想像以上の速さがあった。
・Q1予選は山下選手
もう少しのところでQ2進出を逃してしまったが、山下選手の出したタイムは素晴らしいタイムだったと感じる。
・決勝
前回の富士でのトラブルを回避するために車両、タイヤとのデータ取りにも集中。9番より順調に周回を重ねたように見えるが、スタートドライバーの山下選手は、厳しくなるタイヤを労わりながら後続車両を抑えてくれた。
やはりタイヤのグリップダウンは厳しそうだった。
タイミング良くSCが入り、いち早くドライバー交換へ、ピットワークも完璧に最短時間で終了しコースへ戻り国元選手のアウトラップも素晴らしく一時はトップも見える6番まで順位まで戻し、次々とピットアウトしてくる車両もかわしてくれた。なんとかこのまま周回を重ねたかったが、やはり後半に向けてのグリップダウンは厳しかった。
とてもチームにとってもドライバーにとっても辛いレースになってしまったがレース後のミーティングで、チームもYOKOHAMAも得意のタイに向けての方向性、良い方向に流れてくれることが予想される。
応援してくださる皆様、ありがとうございました。
■坂東正敬監督コメント
ドライバーには本当に申し訳ない。
予選は9番手。ドライバーのミスはない。今の状況を確認は出来たが、他メーカーの速さがとても目立った予選だった。
決勝は山下選手のスティントは52周の半分は走ってもらう予定だったが、パフォーマンス不足だった。ピットに関してはとても早かったと思う。
国本選手は34周走らないと行けなかったが、やはり僕が想定していたタイムより、周りのペースがとても速かった。
後半スティントのタイヤは僕が選択した。
勝負したつもりだったが勝負させてあげられなかった。本当にスポンサー、ファン、ドライバーには申し訳ない気持ちでいっぱいです。データは取れたのでこのデータを分析して、
テストで確認して2016年の再来をタイで実現できるように頑張ります。
本当にすみません。今後とも応援宜しくお願いします。
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