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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.10.09 13:42
更新日: 2018.11.01 16:27

Arnage Racing 2018スーパーGT第6戦SUGO レースレポート

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スーパーGT | Arnage Racing 2018スーパーGT第6戦SUGO レースレポート

September 16th Race Day

晴れ/ドライ 気温26度→26度/路面温度:37度→33度
入場者:2万8500人

 決勝日は午前中から青空が広がり、夏の再来を思わせる汗ばむほどの陽気となった。シルバーウイーク前半の三連休なか日とあって、スポーツランド菅生には大勢のファンが詰めかけた。グランドスタンドを埋め尽くした観客が見守るなか、定刻14時、白バイ先導のパレードランの後セーフティカーのフォーメーションラップと続き、300㎞77周のレースが始まった。
 
 スタートドライバーの安岡選手は18番グリッドからレースを開始した。安岡選手はスタート直後の混乱に巻き込まれ、さらに接触などのアクシデントもあって一旦20番手にポジションを落としたが、前方のマシンのトラブルなどもあり、18Lap目にはふたたび17位にまで浮上、タイヤを労わる我慢の走りではあったが1分22秒台中心に順調に走行を続けた。
 
 22Lapを超えた頃からミニマムのルーティンピットワークを行うチームが出始める。安岡選手の第一スティントをなるべくロングで引っ張りたいチームは、燃費計算上ピットインのタイミングを50周と見定めていた。しかし、安岡選手の我慢の走りが功を奏したか中盤の燃費が良く、チームは規定周回数ギリギリの51Lapまで安岡選手を引っ張り、全チームの中で一番最後、見かけ上トップでマシンをピットに呼び戻した。
 
 安岡選手はピットイン直前、タイヤの状態が無交換に堪えうるとの判断をチームに伝えていた。タイヤ全輪交換をするチームも多いなか、チームはタイヤ無交換作戦を敢行、素早い給油作業ののち加納選手にステアリングを委ねて、EXE AMG GT3はコースに復帰した。
 
 加納選手がコースに戻ると全チームのルーティンピットワークが完了し、Arnage Racingは11番手に浮上。レースは終盤に差し掛かり、次第に傾き始める太陽に、レース序盤には40度近くあった路面温度も徐々に下がり始めていた。

 加納選手は後方から迫ってくるマシンを引き離そうと懸命の激闘を繰り広げたが、予想以上にタイヤの摩耗が進んでおり、思うようなタイムが出ず苦戦を強いられる。1分24秒台を出すのがやっとで、強豪マシンたちにポジションを脅かされながらも、入賞が見え隠れする12番手で激走を続けていた。

 ところが、最後の最後になって菅生の魔物が牙をむく。61周目に300クラスの車両が大クラッシュするアクシデントが発生、63周目にセーフティカーが導入された。これにより、チームがタイヤ無交換作戦で築いた後方マシンとのマージンはご破算。さらに運の悪いことに、EXE AMG GT3はセーフティカーが入る前に300クラスのトップ車両に追い抜かれていたため、レース再開とともに、マージンのなくなった後方のマシンにオーバーテイクされて、ポジションを17番手とし、そのまま75周目にチェッカーを受けた。
 
 しかし、加納選手は必死の激走でトップ車両とのギャップを1Lapに守り抜き、チームは荒れた菅生ラウンドを無事完走、チームポイントを3ポイント獲得することができた。

 応援してくださったみなさま方には深く感謝しますとともに、10月20日~21日に大分県のオートポリスで開催される、次戦九州ラウンドに於きましても、応援宜しくお願い致します。

EXE AMG GT3
EXE AMG GT3


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