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スーパーGT ニュース

投稿日: 2018.11.10 20:35
更新日: 2018.11.10 20:42

AUTOBACS RACING TEAM AGURI 2018スーパーGT第8戦もてぎ GT500予選レポート

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スーパーGT | AUTOBACS RACING TEAM AGURI 2018スーパーGT第8戦もてぎ GT500予選レポート

AUTOBACS RACING TEAM AGURI

2018 AUTOBACS SUPER GT
第8戦 ツインリンクもてぎ
GT500 予選レポート

PP獲得も油断せず有終の美を飾りたい

ARTA NSX-GTは第7戦終了時点で、50ポイントを獲得し、トップとは17ポイント差だ。わずかにチャンピオンを獲得する可能性は残っているものの、優勝する事が最低条件だ。さらに我々よりランキングが上位の手強いライバル達の獲得ポイントが3ポイント以下でなければならない。チームはチャンピオンの事は考えず、優勝する事だけを考えてこの地に乗り込んだ。

10月に行った公式テストのデータを元にフリー走行が始まった。走り出しの天候は晴れていたものの、前夜の雨や濃霧によって路面はウェットコンディションだった。ラインが乾くまでに時間がかかりコンディションの回復を待った。

セッション終盤はほぼドライコンディションになったのでバランスの確認を行ったが、タイムは伸び悩んだ。サーキットサファリの走行も使い、予選に向けて調整を進めていった。
Q1を走行するのは伊沢拓也。午前のセッションからセットを変更してのアタックだ。伊沢は「予選でこんなに緊張した事は過去に無い」、というほど気を張り詰めていた。

伊沢は前後の車間を十分に空けてからタイムアタックに入り、見事3番手のタイムを叩き出してQ2進出を決めた。

伊沢はQ1のフィーリングをチームに伝え車の微調整をチームに要求し、野尻智紀にQ2を託した。

伊沢が要求した微調整が見事にハマり、野尻は今季3回目になるポールポジションを決め貴重な1ポイントを獲得した。これでランキングトップと16ポイント差になった。

明日は有利なポールポジションからのスタートではあるが、ポジションをキープ出来るように有終の美を飾りたい。

鈴木亜久里監督のコメント

「見事な予選だったね。しかし、ポールを獲ったオートポリスでレースを落としているから、気を引き締めて準備をしたいね。明日は勝つ事だけ考えてレースをします!」

星学文エンジニアのコメント

「持ち込みから想定内のバランスだったもの、調整が必要な状態でした。その調整が予選に向けて良い方向へ行ったのと、Q1が終わった後の伊沢選手のコメントが的確だったので、Q2でも良い結果を出す事が出来ました。前回のオートポリスでもポールポジションを獲りましたが、レースが上手く行かなかったので、明日は勝負強い車に仕上げたいと思います」

野尻智紀選手のコメント

「午前のフリー走行の感触からすると苦労するかな?と思ったのですが、伊沢選手が良い方向に車を仕上げてくれて、ボクが乗った時は凄く良いバランスの車になっていました。伊沢選手とチームが良い車に仕上げてくれて、ボクが結果につなげる事が出来たので今日はひとまず良かったです。明日はオートポリスのリベンジをするつもりで良いレースをして1年を締め括りたいです」

伊沢拓也選手のコメント

「午前のフリー走行は決して良い状態では無かったのですが、予選までに何とか修正してQ1を突破する事が出来ました。最後、野尻選手が素晴らしいアタックをしてくれて良い位置からスタート出来るので、結果につなげたいです」


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