レース半ばで各車がドライバー交代のピットストップを終えると、#8 ARTA NSX-GTの野尻はトップの座を守ったものの、早めにピットインする戦略を採った#38 ZENT CERUMO LC500が2番手に進出、牽制しあって同時ピットインの#100 RAYBRIG NSX-GTのバトンが3番手、#1 KeePer TOM’S LC500が4番手となりました。#100 RAYBRIG NSX-GTと#1 KeePer TOM’S LC500はポイントランキングで同点なので、上位に入賞した方がシリーズチャンピオンを獲得することになります。

 レース終盤、#8 ARTA NSX-GTは#38 ZENT CERUMO LC500に、#100 RAYBRIG NSX-GTは#1 KeePer TOM’S LC500に激しく追い上げられて息詰まる接近戦となりました。

 しかしそれぞれ後続を僅差で突き放し、#8 ARTA NSX-GTがポール・トゥ・ウインで優勝、#100 RAYBRIG NSX-GTが3位に入賞しました。NSX-GT勢として今季4勝目、#8 ARTA NSX-GTは今季2勝目を記録。この結果、#100 RAYBRIG NSX-GTがドライバーズタイトル、#100 RAYBRIG NSX-GTを走らせたTEAM KUNIMITSUがチームタイトルを獲得しました。SUPER GTシリーズを戦うHondaにとっては、2010年の#18 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル)以来となるチャンピオンでした。

佐伯昌浩 プロジェクトリーダー

「スーパーGT GT500クラス制覇を達成した山本尚貴/ジェンソン・バトン両選手と、高橋国光総監督をはじめとするチームおよび関係者の方々、そして、苦しい時期でもいつも応援してくださったファンの皆さまへの感謝の気持ちでいっぱいです」

「特に、山本選手はスーパーフォーミュラとスーパーGTのダブルタイトル獲得という快挙を、またバトン選手はデビューイヤーにチャンピオン獲得と、今までにない結果を出してくれました。今シーズンを最高の結果で締めくくることができ、これまで支えてくださったすべてのみなさまに、心よりお礼申し上げます」

KeePer TOM’S LC500との死闘の末チャンピオンを獲得したRAYBRIG NSX-GT
KeePer TOM’S LC500との死闘の末チャンピオンを獲得したRAYBRIG NSX-GT

本日のレースクイーン

Queenaくいーな
2025年 / スーパー耐久
ルーキープリティ
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円