16周目に5番手、そして25周目に4番手へとポジションアップし、31周目にそのまま国本雄資選手へと交代。今回のレースは新たなルールとして5回のピット作業が義務付けれれたため、各チームとも30周前後でルーティンのピット作業を考えていました。
国本選手もコンスタントな走りを見せていましたが、時に後続車両と激しいバトルを演じ、軽い接触をするほど激しい攻防戦を繰り広げました。審査委員会からはレーシングアクシデントと判断され、特に両者にペナルティが課されることのない、フェアなバトルだったと思います。
レースはLEXUS TEAM WedsSport BANDOHにとって厳しい展開となりました。何かに当たって破損したフロント部分のカナードウィングが剥離しそうで危険だと判断され、それを外す作業を強いられたことによってタイムロスを生じたり、その外した部品の空力的な効果が片方だけ無くなったために、ハンドリングに影響が出てペースが上がらなくなったりもしました。
そんな中、チームは一丸となって完走、そしてひとつでも順位を上げるべく精一杯戦いました。ふたりのドライバーも雨が降ったりやんだりする混沌とした状況にもめげず、ミスなく6時間近いレースをコンスタントに走り切りました。
上位陣の中にも、火災事故でリタイアしたり、ペナルティを課される選手が出たり、最終ラップで雨に足をすくわれクラッシュするマシンが出たりと荒れた173周のレースでした。その中で、LEXUS TEAM WedsSport BANDOHと関口雄飛、国本雄資選手は今回のレースでも見事5位入賞を果たし、スーパーGT選手権で15戦連続入賞と、またひとつ記録を更新したのです。
