総監督を務める中嶋悟は、GTカーレースを主戦場としたことのない牧野とカーティケヤンが問題なくテストをこなしていて、またダンロップタイヤも改善されていたとテストの手応えを語った。
「(牧野とカーティケヤンの)ふたりとも屋根のあるツーリングカーでのレースを本格的にやっていないのですが、セパンでのテストを見る限りは問題なく走っていました」
「速く走れるということは、タイヤが良くなったということでもあります。去年はあまり結果に結びつかなかった。時にはよかった部分もあったので、そういう部分をためこんで、セパンで試したら(結果が)よかったです」
メインスポンサーがEpsonからModuloに変わったNakajima Racing。メインスポンサーの変更によりマシンのカラーリングも変わるようだが、まだ正式なカラーリングが決まっていないとのことだ。
また2月にもセパンでテストを行うため、12月のテスト以降もマシンはまだセパンに置かれたまま。来月のテストを終えて日本にマシンを持ち帰り、その後で正式なカラーリングを施すという。
「クルマの色はまだ正式には決まっていませんが、3月のファン感謝デー(モースポフェス2019)には色を塗り終えて参加できるんじゃないかと思っております」と中嶋総監督。
「車両そのものについて細かなモデルチェンジはあると思いますが、大まかには変わっていないですね」
「外から見たいちばん大きな違いは色でしょう。メインスポンサー様がEpsonからModuloに変わりました。Epsonは残りますが、これまでの白にブルーというカラーリングではなく、少し赤が入るのではないかと思います」
最後に中嶋総監督は、新しくコンビを組むふたりに期待を示し、「2018年末のテストから『少し変わってきたな』という感じで、そのなかにこのふたりのドライバーが来てくれました。本当に真新しい戦いができるのかなという気がします。大きい声ではいいませんが、いいことがあるのではないかと思います」と話した。
