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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.08.07 11:49
更新日: 2019.08.07 11:59

ブリヂストン 2019スーパーGT第5戦富士 レースレポート

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スーパーGT | ブリヂストン 2019スーパーGT第5戦富士 レースレポート

<予選>
 前半戦で多くのポイントをゲットしているブリヂストン装着車は、ウエイトハンディが嵩み苦しい展開を強いられた。ポイントランキングトップの高木真一/福住仁嶺(ARTA NSX GT3/BS)は、61kgのウエイトハンディを搭載しながらも11番手。

 ランキング2位の新田守男/阪口晴南(K-tunes RC F GT3/BS)は、60kgを搭載してQ2進出も逃してしまい、25番手となっていた。ランキング6位の黒澤治樹/蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG/BS)は、39kgのハンディで12番手。

 今回の大注目は、今シーズンから新たにブリヂストンタイヤを装着し始めた脇阪/吉田組だった。練習走行の段階から好調に好タイムを叩き出して、Q1とQ2でベストタイムをマークして初のポールポジションを獲得した。

埼玉トヨペットGB マークX MC(脇阪薫一/吉田広樹)
埼玉トヨペットGB マークX MC(脇阪薫一/吉田広樹)

<決勝>
 路面温度が50度を超えた決勝日。レースの序盤は脇阪/吉田組を含むスターティンググリッド上位3台が順位を入れ替えながらの接戦を演じた。

 セカンドグリッドからスタートした松井孝充/佐藤公哉/土屋武士(HOPPY 86 MC/YH)とのマザーシャシー同士の戦いは互いにタイヤ戦略を駆使してトップを争った。脇阪/吉田組は、5スティントをダブル、トリプルスティントで走りきり、最長レースを2セットのタイヤで走り切るという作戦をとった。

 12番手グリッドからスタートを切った黒澤/蒲生組は序盤で6位までポジションをアップ。その後もタイヤ無交換作戦でピット作業タイムを短縮して3位まで上りつめた。トップを奪える勢いを見せていたが、コース上にあった鉄の破片が飛んできてオイルクーラーを貫通してしまいピットイン。そのままリタイヤとなってしまった。

 松井/佐藤/土屋組は他車との接触後に戦列を離れたが、2度セーフティカーがコースインしたタイミングとピットインのタイミングがマッチした高橋/クート/藤浪組が首位に立った。

 脇阪/吉田組はタイミングを逃して約1周の大差をつけられてしまい、レース終了までその差を詰めることができなかった。

GT300クラス2位の吉田広樹と脇阪薫一(埼玉トヨペットGB マークX MC)
GT300クラス2位の吉田広樹と脇阪薫一(埼玉トヨペットGB マークX MC)

<ドライバーのコメント>
脇阪薫一選手

「自分は表彰台に立てたとしても優勝以外は2位も3位も同じという考えたでしたが、今回の2位はとても嬉しい2位です。予選で吉田がポール取ってくれて、決勝でも速さを示すことができた。チームがすごいクルマに仕立ててくれて感謝します」

「そしてブリヂストンさんがわれわれの作戦を支えてくれた。トリプルスティントやっても良いですか? という申し出に、どうぞと応えてくれたのです。これってすごいですよね。このレースでクルマのポテンシャルを確認できたので、今後のレースが楽しみです」

吉田広樹選手
「自分達そして自分自身ができる限りの力を出し尽くして得られた結果だと思います。この結果をチームもそしてブリヂストンさんも評価してくれるのではないかと思っています。勝つことはできなかったですけれど、勝てることがわかったレースでした」

<ブリヂストン MSタイヤ開発部マネージャー:松本真幸のコメント>
「65号車のLEON AMGは残念でした。トラブルに見舞われなかったらトップに立てる速さは持っていました。そして52号車の埼玉トヨペット マークXもピットインのタイミングでトップを奪われてしまいましたが、そのポテンシャルを一気に爆発させた今回のレースでした」

「夏の高温という厳しい状況でもタイヤ無交換で複数のスティントを走行することを見据えてタイヤ開発をしてきました。そして摩耗をチェックして、埼玉トヨペット マークXの要望であるトリプルスティントも実行できました」

「次戦のオートポリスでもブリヂストンユーザーさん達はウエイトハンディが重く厳しい戦いを強いられますが、しっかりとサポートして上位を目指したいと思います」


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