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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.09.17 13:08
更新日: 2019.09.17 13:14

Arnage Racing 2019スーパーGT第6戦オートポリス レースレポート

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スーパーGT | Arnage Racing 2019スーパーGT第6戦オートポリス レースレポート

天候:曇り時々雨 路面状況:ドライ~ウエット
気温:27度→25度 / 路面温度:33度→28度
入場者:1万7300人

 決勝の行われる日曜日。朝のうちはすっきりと晴れて眩しい青空が広がるオートポリスだったが、ウォームアップ走行の始まる頃から、にわかに雲行きが怪しくなり、チームはグリッドにレインタイヤを準備した。しかし、未だ雨の降りだす気配はなく、定刻14時30分、第1スティント山下亮生選手が24番手からドライタイヤを履いてレースを開始した。

 レースはスタート直後から荒れ模様で、3Lap目にセーフティカー導入があり、その後もアクシデントで順位を落とすマシンもあって、ARNAGE AMG GT3は少しずつ順位を上げていく。

 ところが18Lap目、1コーナー付近に雨が降り始めた。雨脚は少しずつ強くなるが、青空の見えている部分もあり、ウエットとドライが入り混じる微妙なコンディションで、レインタイヤに交換する判断には至らない。

「平常心でタイムを落とさずにいけよ」と監督から無線で励まされた山下選手は、雨のなか、我慢の走りを続けた。30Lapが近づく頃にはルーティンピットのマシンも出始めるが、完全にウエットコンディションになるのを待ちたいチームは、山下選手をコース上に留めて状況が進捗するのを待っていた。

 コース上のセクター3付近がレインコンディションとなった32Lap目、2度目のセーフティカーが導入され、降りしきる雨のなか、全車隊列を組んでコースを周回することになる。開幕戦の悪夢とあまりにも似ている状況に、チームの誰もが祈るような気持ちでピットレーンがオープンになるのを待った。

難しいコンディションのなか今季最高位の12位でゴールしたARNAGE AMG GT3(加納政樹/山下亮生)
難しいコンディションのなか今季最高位の12位でゴールしたARNAGE AMG GT3(加納政樹/山下亮生)

 38Lap目、ピットレーンオープンと同時にチームは山下選手をピットに呼び戻し、ドライバー交代を終えたARNAGE AMG GT3が、レインタイヤを履いてコースに復帰する。

 山下選手からステアリングを引き継いだ加納選手は、見かけ上16番手で第2スティントをスタート。強い雨が降り続き、スピンするマシンが多発するなか、落ち着いた走行を続けた。

 その後、またしても300クラスのマシンがスピン、今大会3度目のセーフティーカー導入となった。そしてレースがリスタートされると、ルーティンピットを既に終えていたARNAGE AMG GT3は、11位に浮上していた。

 加納選手はトップ集団の中で、上位チームの強豪ドライバーにも引けを取らない堂々とした走行で、さらにポジションをもうひとつあげて10番手としたが、レースも終盤になると雨脚が弱まって次第に路面が乾き始め、スリックタイヤを履いたマシンが後方から追い上げてきた。加納選手はそれでも最後まで粘り強く走行を続け、残り数Lapのところで一旦オーバーテイクされた31号車を再び抜き返して、最終的に12位でチェッカーを受けた。

 Arnage Racingは、ドライバーやスタッフのみならず、レースクイーンやファンまでもが一心同体となって難しいコンディションに立ち向かい、悪路のオートポリスのレースを無事完走、チームポイント3を獲得することができた。

加納政樹/山下亮生(ARNAGE AMG GT3)
加納政樹/山下亮生(ARNAGE AMG GT3)

 応援してくださったみなさまには深く感謝しますとともに、9月21日~9月22日にスポーツランド菅生で開催される、第7戦SUGO GT300kmにおきましても、熱い応援をお寄せ頂きますよう宜しくお願いいたします。


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