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スーパーGT ニュース

投稿日: 2019.11.12 07:30
更新日: 2019.11.12 10:47

Arnage Racing 2019スーパーGT第8戦もてぎ レースレポート

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スーパーGT | Arnage Racing 2019スーパーGT第8戦もてぎ レースレポート

SUPER GT Rd.8 MOTEGI 250km
Arnage Racing Team Release

2度のアクシデントにもレースを諦めず、最終戦を完走。2019年も全戦完走を果たす。

 第7戦のオートポリスラウンドの後、ひと月余りのインターバルを経て第8戦となるのは、最終戦もてぎラウンド。チームはもてぎで2019シリーズの有終の美を飾るべく、ブレーキが肝となるツインリンクもてぎに合わせてブレーキ関係を整備し、万全のメンテナンスを施した。

11月2日 予選

天候:晴れ
路面状況:ドライ
気温:19度
路面温度:25度
入場者数:2万500人

 最終戦のグリッドを決める土曜日の朝は、雲ひとつない青空の広がる秋晴れとなった。8時50分から行われた公式練習では、加納政樹、山下亮生両選手が交互に時間いっぱいを使って練習走行を行ったが、両選手ともにストップアンドゴーが特徴のツインリンクもてぎを攻めあぐね、タイムを出すことに腐心していた。

 一方チームは、タイヤ選択を公式テストの際に好調であったという情報から、フロントにミディアム、リアにミディアムハードという、これまでにないコンビネーションで公式練習に臨んでいた。

 しかし、コンディションが合わなかったためかタイヤの感触が非常に硬く、チームは予選、決勝にはこのタイヤの組み合わせでは走行できないという結論に達した。

 午前中の練習走行の結果を踏まえて状況を打開すべく、チームはフロントにソフト、リアにミディアムのタイヤをチョイスして14時からの予選に臨んだ。

 Q1開始と同時に山下選手がコースに出て、慎重にチャンスを伺っていたが、4周目に1分48秒160をマーク、Q2進出には及ばなかったが、望みうる最良のパフォーマンスで予選を終えることができた。

 Arnage Racingの最終戦のグリッドは26番手となったが、チームは山下選手のナイスアタックで、タイヤのチョイスに問題がなかったことを確認することができた。予選後、チームは何度もドライバー交替のシミュレーションを行い、最後のピットワークを抜かりなく行えるよう練習を重ねた。

ARNAGE AMG GT3(加納政樹/山下亮生)
ARNAGE AMG GT3(加納政樹/山下亮生)

11月3日 決勝

天候:曇り
路面状況:ドライ
気温:20度→19度
路面温度:26度→23度
入場者数:3万5500人

 決勝の日を迎えたツインリンクもてぎは薄曇りながらも、予選日同様秋の日差しが暖かく、絶好の観戦日和となった。最終決戦を見ようと詰め掛けた大勢の観客が見守るなか、13時30分、栃木県警の白バイとパトカーによるパレードラップ、フォーメーションラップへと続き、いよいよ今シーズンのファイナルラウンドが幕を開けた。

 前日の予選で調子の良かったソフト+ミディアムのコンビネーションタイヤで決勝に臨むことになったARNAGE AMG GT3は、山下選手のドライブで250km先のチェッカーを目指して最後の戦いをスタート。

 ところが、山下選手はスタートラップの2コーナーでスピンした他のマシンを避けようとしてスピン、グラベルにはまってしまう。幸いオフィシャルの手でコースに戻ることができた山下選手は、気を取り直したか、1.5周ほどの遅れを取り戻すかのように全力でレースを再開、何度も1分51秒台をマークする好調さを見せ、少しずつギャップを挽回していった。

GT300クラスのスタート後、1~2コーナーでコースアウトしてしまったARNAGE AMG GT3
GT300クラスのスタート後、1~2コーナーでコースアウトしてしまったARNAGE AMG GT3


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