決勝(10月9日)
天気:晴れ コース状況:ドライ
気温:33度 路温:44度(スタート時)
決勝パレードラップ開始:15時(現地時間)
決勝レース周回数:66周
#6 WAKO’S 4CR RC F
大嶋和也選手&アンドレア・カルダレッリ選手
決勝結果:3位
(所要時間:1時間38分16秒328/ベストラップ:1分26秒635=大嶋選手)
決勝日は前日より暑くなった。#6 WAKO’S 4CR RC Fは大嶋がスタートを担当し、レース後半をカルダレッリが受け持つ。
1周目の接戦のなか、大嶋は混乱を避ける必要に迫られるなどして、ポジションを2つ落として8番手からレースを始めることとなる。しばらくは46号車に行く手を阻まれる格好だったが、9周目には先行して7番手へ。
次のターゲット、64号車との差を詰めてゆく。やがて5番手の8号車も含めた3台での戦いになったのち、大嶋は26周目の最終コーナーでGT300クラスも交えての難しい状況下、見事に8号車と64号車の2台抜きに成功、5番手へとポジションアップする。

そしてレース中間距離まで走ったところでピットへ。
カルダレッリに交代し、他車のピット作業も終わって当面の順位関係が落ち着いた時点での#6 WAKO’S 4CR RC Fは5番手。
前を走る39号車を攻めていたカルダレッリは、50周目、相手のオーバーランに乗じてポジションを上げ、4番手へ。さらにその直後、2番手を走っていた12号車がドライブスルーペナルティで後退し、カルダレッリは表彰台圏内浮上を果たした。
安定した成績を収めながらも、ここまで表彰台がなかった今季の#6 WAKO’S 4CR RC Fだったが、ついに3位で今季初表彰台を獲得。これでシリーズランキングではレクサス勢最上位の2位へと躍進、チャンピオンを狙って、今季最終もてぎ2連戦に臨むこととなった。
大嶋和也選手のコメント
先頭の方のマシンに逃げられないうちに、早く目前のマシンを抜きたかったんですが、70kgのハンデもあって直線で伸びない面があり、厳しいかな、とは考えていました。
ただ、チャンスは来ると思って待ちました。そして実際にそのチャンスが来て、ものにできましたね。8号車と64号車を抜いた時は完璧だったと思いますし、単独になってからのペースも良かったので、充分な仕事ができたと感じています。
思っていた以上のポイントを稼いで、もてぎに向かえることになりました。ドライバーズランク首位との10点差は小さくはないですけど、もてぎはチームとドライバーふたりにとって、最も得意なコース。チャンスはあります。2連勝する気持ちで、チャンピオンを狙います。
