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スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.03.30 12:13
更新日: 2020.03.30 13:22

スーパーGT:2020年、GT300の戦い方が変わる。新ルール“1ポイント×3kg”の波紋

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スーパーGT | スーパーGT:2020年、GT300の戦い方が変わる。新ルール“1ポイント×3kg”の波紋

 そしてもうひとつ、「戦い方が変わる」と多くのチーム関係者が口にしていたことも気になる。かつてのスーパーGTでは、6位以下はウエイトを降ろせるシステムを採っていたことがある。

 当時は、ウエイトの搭載を嫌ってポジションを譲るというレースが度々起きてしまった。今回の新ルールではウエイトを降ろすことはできないが、どうなるか。それも戦略のひとつであり、より多くのチームに優勝、上位入賞のチャンスが訪れることをファンに喜んでもらえるか。その答えが分かるのは、シーズン終了後だ。

今季のGT300で、最大のトピックが埼玉トヨペット Green BraveのGRスープラ。昨年はマークX MCで2度の表彰台獲得。車両変更にはリスクも伴うが、新たなチャレンジに踏み切った。今季はチーム2年目の吉田広樹がエースドライバーとなり、ルーキーの川合孝汰とコンビを組む
今季のGT300で、最大のトピックが埼玉トヨペット Green BraveのGRスープラ。昨年はマークX MCで2度の表彰台獲得。車両変更にはリスクも伴うが、新たなチャレンジに踏み切った。今季はチーム2年目の吉田広樹がエースドライバーとなり、ルーキーの川合孝汰とコンビを組む
86 MCで2016年シーズンのチャンピオンになったつちやエンジニアリングが、ポルシェにマシンをスイッチ。MCとは車両特性も重量も異なり、タイヤ開発が急がれる。それが進めば、必ずタイトル争いに加わってくる1台だ
86 MCで2016年シーズンのチャンピオンになったつちやエンジニアリングが、ポルシェにマシンをスイッチ。MCとは車両特性も重量も異なり、タイヤ開発が急がれる。それが進めば、必ずタイトル争いに加わってくる1台だ

 GT300は、ほかにも新たな変化で溢れている。埼玉トヨペット Green Brave(52号車)がJAF-GT規定で製作したGRスープラに、つちやエンジニアリング(25号車)はトヨタ86 MCからポルシェ、X Works(33号車)はニッサンGT-Rからアウディへとマシンをスイッチ。JAF-GTのBRZとプリウス PHVはアップデートし、メルセデス AMGもエボモデルへと進化している。

2019年まで96号車のサポート役を担っていたINGINGが、新たなチームとして86 MCで参戦。GT500やスーパーフォーミュラでのチャンピオン経験がある田中耕太郎エンジニアの加入にも注目が集まる。タイヤもBSで、「最強のパッケージ」と恐れられる存在だ
2019年まで96号車のサポート役を担っていたINGINGが、新たなチームとして86 MCで参戦。GT500やスーパーフォーミュラでのチャンピオン経験がある田中耕太郎エンジニアの加入にも注目が集まる。タイヤもBSで、「最強のパッケージ」と恐れられる存在だ
3年ぶりのGT300復帰となった柳田。全体のトップタイムは加藤の記録だが、セッション3での雨の前半には柳田がトップに立っていた。GT500とGT300でそれぞれ2回のタイトル獲得。エヴォーラ MCを駆り、5度目のタイトルはあるか?
3年ぶりのGT300復帰となった柳田。全体のトップタイムは加藤の記録だが、セッション3での雨の前半には柳田がトップに立っていた。GT500とGT300でそれぞれ2回のタイトル獲得。エヴォーラ MCを駆り、5度目のタイトルはあるか?

 INGING(6号車)は新チームとして86 MCで参戦。 PACIFIC NAC D’station Vantage GT3(9号車)とSYNTIUM LMcorsa RC F GT3(60号車)はミシュランを履き、タイヤ戦争も加熱しそう。また、柳田真孝、スタディ BMW M6(7号車)がGT300に復帰。体制を大幅に変更したチームもある。

 岡山テストでは、柳田が加入したシンティアム・アップル・ロータス(2号車)がトップタイムを刻み、ドライバーもチーム体制も刷新したHitotsuyama Audi R8 LMS(21号車)がそれに続いた。

 昨シーズン、ノーポイントに終わったTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(31号車)も、4番手と好発進。逆に昨年の岡山テストでトップだったK-tunes RC F GT3(96号車)、3番手だったグッドスマイル 初音ミク AMG(4号車)の順位が下がっているが、96号車はタイヤをブリヂストンからダンロップに変更、4号車はエボモデルになったことの影響もあるのだろう。体制を変更した昨シーズン王者の55号車も含め、テストが進めばいつものポジションに上がってくるはずだ。

Hitotsuyama Racingは体制を刷新。車両メンテナンスとエンジニアリングをチームルマンが担当し、アウディファクトリードライバーのクリストファー・ミース、GT300とS耐でアウディR8をドライブした経験を持つ川端伸太朗が加入。岡山テストでは2番手タイムと、早々に速さをみせた
Hitotsuyama Racingは体制を刷新。車両メンテナンスとエンジニアリングをチームルマンが担当し、アウディファクトリードライバーのクリストファー・ミース、GT300とS耐でアウディR8をドライブした経験を持つ川端伸太朗が加入。岡山テストでは2番手タイムと、早々に速さをみせた

今季のGT300で、最大のトピックが埼玉トヨペット Green BraveのGRスープラ。昨年はマークX MCで2度の表彰台獲得。車両変更にはリスクも伴うが、新たなチャレンジに踏み切った。今季はチーム2年目の吉田広樹がエースドライバーとなり、ルーキーの川合孝汰とコンビを組む
今季のGT300で、最大のトピックが埼玉トヨペット Green BraveのGRスープラ。昨年はマークX MCで2度の表彰台獲得。車両変更にはリスクも伴うが、新たなチャレンジに踏み切った。今季はチーム2年目の吉田広樹がエースドライバーとなり、ルーキーの川合孝汰とコンビを組む
2017年シーズンまでGT300クラスに参戦し、2018年と2019年はBMW M4 GT4でブランパンGTアジアを戦っていたTeam StudieがGT300へ復帰。2014年から2017年も在籍していた荒聖治と、PCCJのジェントルマンクラスチャンピオンの山口智英がコンビを組む
2017年シーズンまでGT300クラスに参戦し、2018年と2019年はBMW M4 GT4でブランパンGTアジアを戦っていたTeam StudieがGT300へ復帰。2014年から2017年も在籍していた荒聖治と、PCCJのジェントルマンクラスチャンピオンの山口智英がコンビを組む


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