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スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.07.23 01:35

NILZZ RACING 2020スーパーGT第1戦富士 レースレポート

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スーパーGT | NILZZ RACING 2020スーパーGT第1戦富士 レースレポート

NILZZ RACING FACTORY

TAKANOKONO HOTEL FUJI GT 300km RACE
SUPER GT ROUND.1 RACE REPORT

 2020年7月18日。今シーズンのSUPER GTシリーズ第1戦が静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 本来であれば4月に岡山国際サーキットで開催を迎え前半4戦を終了している時期ではあるが、新型コロナウイルス”COVID-19”の感染拡大により、大会スケジュールが大幅に変更され、3ヶ月遅れではあるがようやく開催の日を迎えることができた。

 しかしながらGTアソシエイションが発表した感染拡大を予防するガイドラインに沿っての開催となる為今回は無観客レースとなり、いつも大きな声援を送っていただいているファンの姿は無く、特殊な状況で開幕戦を行うことになった。

 NILZZ Racingは今季、車両を日産GT-R GT3の新車を導入、ドライバーは引き続き田中優暉と飯田太陽のコンビで参戦。昨年の特別戦で見せた好走の再現が期待される。

7月18日(土) 公式練習
 今回の開幕戦はタイムスケジュールも従来とは異なり土曜日の午後に公式練習が行われた。この日の富士スピードウェイは天候に恵まれず、セッション前に雨は上がったものの、直前に発生した霧によってセッション開始時刻は大幅にディレイ。

 予定では16時00分開始であったが、1時間15分遅れの17時15分に公式練習がようやく開始。日没予定時刻が迫っていることもあってセッション時間は短縮されて行われた。ウエット宣言が出ているものの路面はほぼ乾いていて、NILZZ Racingは田中が各種チェックのためスリックタイヤを装着しコースイン。

 その後連続周回を行い1分40秒105までタイムを縮める。続いて飯田に交代。連続周回を行い、1分39秒907をマークしチームのベストタイムを更新する。

 再度田中に交代しセッションの残り時間12分でニュータイヤを装着しコースイン。GT300クラスの専有走行時間を使って予選シミュレーションを行う。田中は1分39秒096までタイムを縮め、GT300クラス26位で公式練習を終了した。

植毛ケーズフロンティア GT-R
植毛ケーズフロンティア GT-R

7月19日(日) 予選
 開幕戦のGT300クラス予選は2グループに分けられ、NILZZ Racingは後半の出走となるBグループに割り振られた。

 この日の富士スピードウェイのコンディションは回復傾向にあり、曇り空の中に所々晴れ間が見られる。

 ウエット宣言が出されるも、コースは所々に乾いていて、ドライで行くかウエットで行くか、タイヤ選択が予選を争う上での大きな鍵となりそうだ。

 予選開始直前、コースサイドから見る感じではコカコーラコーナー(Aコーナー)からトヨペット100Rコーナーまでは濡れているがセクター3は乾いている状態に見えた。

 予選が開始され、Aグループでウエットタイヤを装着した車両はすぐさまスリックタイヤに交換していることから、コースコンディションは一気にドライへと変化していった模様。

 9時48分、Bグループ予選が開始。Aグループ予選の動向から、NILZZ Racingはスリックタイヤを選択する。

 アタックドライバーの田中は入念なウオームアップの後、4周目よりアタックを開始。

 田中は周回ごとにタイムを短縮し予選セッション終了直前までQ1突破ラインとなる順位につけていたが、1分38秒638までタイムを縮めるもBグループ13位という結果に終わった。
これにより決勝グリッドは25番手スタートとなり、午後の決勝は後方からの追い上げに期待を寄せることとなった。

植毛ケーズフロンティア GT-R
植毛ケーズフロンティア GT-R

7月19日(日) 決勝
 決勝レースを迎える頃には完全に晴れ渡り、梅雨の最中であることを忘れるまでの好天となった。先述の通り無観客のため、従来の熱気と華やかさが欠けた中ではあるが、15時00分に2020年最初のSUPER GTシリーズが幕を開けた。

 NILZZ Racingのスタートドライバーは田中。ポジションキープで1コーナーを駆け抜けるがGT500クラスのアクシデントによりすぐさまセーフティーカー(SC)が導入。

 SC解除後もライバル勢にトラブルが見られサバイバルレースの様相が見られる中で、田中も20周を迎える頃にリアタイヤの大幅なグリップダウンを訴える。

 ピットイン可能周回を消化し、すぐさまピットイン。タイヤ交換と給油を行い飯田にドライバーチェンジ。チェッカーまでのロングランを担当した飯田は交代からの序盤は特に大きなトラブルもなく周回を重ねていたが、41周目にタイヤのグリップダウンを訴える。

 厳しい状況ながら後方からの猛追を凌いでいた飯田だったが、44周目の1コーナーで他車と接触し、スピンを喫する。走行に大きな影響は無かったものの、大きくタイムロスをした飯田はその後、マシンを労わりながらチェッカーまで進める。植毛ケーズフロンティアGT-Rは開幕戦で60周を走破。予選順位から2つポジションを上げたGT300クラス23位で完走を果たした。

 先ずは開幕戦を無事終えるが出来ました事を、SUPER GT関係各位並びに現状をご理解いただきました上でご支援、ご声援いただきましたスポンサー各位とSUPER GTファンの皆様に御礼申し上げます。

 未曾有の事態が起こった事で色々と制限がある中で止む無くこの様な形で開幕を迎えましたが、やはり皆様のご支援とご声援が我々の活動を支えていただいている事を改めて痛感しています。応援してくださる皆様がサーキットに運んでいただき、興奮と感動を共有できる日が一日でも早く訪れる事を願っています。

 引き続きNILZZ Racingのご支援、ご声援を宜しくお願い致します。

植毛ケーズフロンティア GT-R
植毛ケーズフロンティア GT-R


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