投稿日: 2020.07.31 10:51
スーパーGT:開発ドライバー平川亮の本音。実は「乗りづらい」スープラで獲った新車デビューウィン
Isoshi Sumida
後半担当の平川亮を、実質トップで送り出したわずか2、3周。KeePer TOM’S GRスープラのエンジニアを務める小枝正樹氏は「やばい」と思った。平川から「フラットスポットができている」という無線が入ったからだ。じつは前日の公式練習でニック・キャシディが1コーナーでオーバーランした際に、左フロントタイヤを軽くロックさせていたのだ。しかし、そのトレッド面は目視ではきれいに見えたため、「問題なし」と踏んでいた。ところが乗り始めてすぐに平川は微振動を感じ取る。