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投稿日: 2020.11.30 12:42
更新日: 2020.11.30 12:59

ホンダ 2020スーパーGT第8戦富士 レースレポート


スーパーGT | ホンダ 2020スーパーGT第8戦富士 レースレポート

SUPER GT Round.8
富士スピードウェイ

2020年11月29日(日)
静岡県 駿東郡
富士スピードウェイ

RAYBRIG NSX-GTが劇的な逆転優勝でシリーズチャンピオンを獲得

 11月28日(土)~29日(日)、富士スピードウェイ(静岡県)で2020年度スーパーGTシリーズ最終戦第8戦が開催され、GT500クラスに5台の2020年型NSX-GT、GT300クラスに3台のNSX GT3が出走しました。シリーズ最終戦では競技規則により参加全車がすべてのウエイトハンデを降ろし、車両本来の実力で戦うことになります。

 シリーズ最終戦としては例年よりほぼ1カ月遅い時期にレースを迎えた土曜日の富士スピードウェイは快晴となりましたが冷えた風が吹き、気温は13℃、路面温度は17℃と予想どおりコンディションは低温でした。

 土曜日午前中の公式練習では、シリーズランキング4番手の#100 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)が6番手、シリーズランキングトップの#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)が7番手、シリーズランキング5番手の#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が8番手のタイムを記録しました。

 午後の公式予選では、持ち込みタイヤの特性と路面コンディションがかみ合わずNSX-GT勢はタイムアタックに苦戦、最上位は#64 Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)の5番手、#100 RAYBRIG NSX-GT(山本/牧野)は7番手にとどまりました。
 
 #8 ARTA NSX-GT(野尻/福住)、#17 KEIHIN NSX-GT(塚越/バゲット)、#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀/笹原右京)はQ2進出ができず、それぞれ11番手、12番手、14番手に終わりました。

 日曜日の富士スピードウェイは雲が多いながらも晴れましたが気温は9℃で路面温度17℃というコンディションのなか、午後1時に65周の決勝レースが始まりました。
 
 オープニングラップの順位は#17 KEIHIN NSX-GT(バゲット)が7番手、#100 RAYBRIG NSX-GT(牧野)が8番手、#64 Modulo NSX-GT(伊沢)が11番手でしたが、#17 KEIHIN NSX-GT(バゲット)、#100 RAYBRIG NSX-GT(牧野)はコーナーでの速さを活かしてじりじりと上位に迫り始めました。

13周目、#100 RAYBRIG NSX-GT(牧野)が#17 KEIHIN NSX-GT(バゲット)をかわしてNSX-GT最上位の4番手へ進出すると14周目には3番手、21周目には2番手へと順位を上げましたが、この時点でトップを走る37号車との間隔は16秒以上に広がっていました。ここで#100 RAYBRIG NSX-GT(牧野)はピットイン、山本へ交代しました。

 トップを走る37号車は24周目にピットストップとドライバー交代を行いコースへ復帰しました。全車がドライバー交代を行った段階でトップの37号車と#100 RAYBRIG NSX-GT(山本)の間隔は9秒弱あり、背後には36号車が迫っている状態でした。
 
 #100 RAYBRIG NSX-GT(山本)は36号車を振り切ると37号車との間隔を縮めようとスパートしましたが、間隔はなかなか縮まりません。チャンピオン争いでは先にフィニッシュした方がシリーズチャンピオンを獲得する計算で、#100 RAYBRIG NSX-GTが王座を獲得するには37号車をオーバーテイクする必要があります。

2020年スーパーGT第8戦富士 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)
2020年スーパーGT第8戦富士 KEIHIN NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)


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