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スーパーGT ニュース

投稿日: 2020.11.30 17:00
更新日: 2020.12.02 19:02

K-tunes RACING 2020スーパーGT第8戦富士 決勝レポート

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スーパーGT | K-tunes RACING 2020スーパーGT第8戦富士 決勝レポート

K-tunes RACING
2020.11.28-29
FUJI SPEEDWAY
Round.8
富士 決勝

予選4位から一転の22位、ランキングも16位に終わる

 2020 AUTOBACS SUPER GTシーズン最終戦は、初冬の富士スピードウェイで11月29日、決勝レースが行われました。前日の予選、4位という大きな成果を出すことができたK-tunes Racingは、決勝に向けた微調整を行い、今シーズン最後のチャレンジに向かいました。

 スタートドライバーは新田守男選手。タイヤを温めるウェイビングが続き隊列が整わず、フォーメイションラップが3周に。それほど温度が低く、タイヤの温まりが悪かったのです。

 そんな状況でもベテラン新田守男選手は動じることなく、4位をキープしました。しかしペースが上がらず、少しずつトップから遅れると、次第にポジションを下げていくことに。タイヤのグリップが急激に低下してしまい、1周で3 〜4秒もラップタイムが悪いとポジションを守ることもできません。

 レギュレーションで定められた最小の周回数に近い、19周目まで走り切った時には13位にまでポジションを落としていました。残り40周前後を、阪口晴南選手が担当することになります。タイヤを交換し、燃料を満タンにし、コースへ復帰しました。

 ベストラップを更新しながら、少しずつポジションを上げ、18位にまで戻したのは31周目。しかし、その時にすでに大幅なペースダウンをしていました。まだレースは30周前後は残っています。

 チームは38周目、タイヤ交換をする決断をしました。余計な1回分のピットストップは、当然順位を下げることになります。結局、期待された4位からのスタートだったものの、最終的には22位でゴールすることになりました。

 今シーズンは、チーム編成の更新があり、新人メカニックも加わりました。そして走りの根幹を支えるタイヤが、ダンロップへと変更になりました。そうした状況によって、シーズン開幕当初は本当に手さぐりでしかありませんでしたが、それも少しずつレベルアップを果たしています。

 影山正彦チーム監督は、「過去2シーズンと比べて、今シーズンは辛かったと思うし、悔しかったと思う。その気持ちを持って、来シーズンに活かしてもらいたい。そうすれば、きっと結果もついて来ると思います」と3年目のK-tunes Racingを評してくれました。

 2021年シーズンは、4月に岡山国際サーキットでの開幕が予定されています。

2020年スーパーGT第8戦富士 K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)
2020年スーパーGT第8戦富士 K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)

■コメント
新田守男

「せっかくいい位置からのスタートだったんですが、タイヤのグリップがガクンと落ちてしまい、レースができるような状況ではありませんでした。苦しい1年でしたが、それを糧にして来シーズンにつなげたいですね」

阪口晴南

「ウォームアップの段階でタイヤの磨耗が大きくて、2回ピットストップというのは想定していました。結局、それが現実となり、勝負権はありませんでした。完走に切り換えて、データが得られたことが成果だったと思います」

2020年スーパーGT第8戦富士 K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)
2020年スーパーGT第8戦富士 K-tunes RC F GT3(新田守男/阪口晴南)


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