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投稿日: 2021.04.20 01:10
更新日: 2021.04.20 01:41

#30 TOYOTA GR SPORTS PRIUS PHV apr GT 2021スーパーGT第1戦岡山 レースレポート


スーパーGT | #30 TOYOTA GR SPORTS PRIUS PHV apr GT 2021スーパーGT第1戦岡山 レースレポート

2021 AUTOBACS SUPER GT ROUND 1
岡山国際サーキット
開催地:岡山国際サーキット(岡山県)/3.703km

4月10日(予選)天候:晴れ
コースコンディション:ドライ
観客数:無発表

4月11日(決勝)天候:晴れ
コースコンディション:ドライ
観客数:無発表

予選以上に好感触をつかめていた決勝レース。しかし序盤の追突で無念のリタイア

 昨年のスーパーGTはコロナ禍によってイレギュラーなスケジュールとなっていたが、今年は例年どおりのタイミングで、2年ぶりとなる岡山国際サーキットでの開幕戦、『たかのこのホテルOKAYAMA GT 300km RACE』が開催されることとなった。

 aprは今年も2台体制で挑み、『#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT』を永井宏明選手と織戸学選手がドライブする。タイヤは今年も信頼高いヨコハマが継続して使用される。

 昨年は8戦中7戦で完走し、第7戦もてぎでは入賞を果たしている#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTながら、それで満足できていたはずがない。このオフにも徹底した改良が施されて、ドライバー、チームともに公式テストでは手応えをつかんでいただけに、今年はコンスタントな入賞が期待される。

 開幕戦の舞台である岡山国際サーキットは、屈指のテクニカルコースとして知られ、コーナリングを得意とするJAF-GTあらためGT300との相性は悪くない。スタートダッシュを決めてほしいところだ。

公式練習 4月10日(土)9:45〜11:20

 思い起こせば2年前、決勝レースが荒天に見舞われた岡山国際サーキットだが、実は岡山県は『晴れの国』と呼ばれている。今年はレースウィーク通じて天気に恵まれ、少なくても雨の心配はしなくて済みそうだ。実際、公式練習は青空の下でスタートが切られ、温度は徐々に上昇していった。

 開始時の気温は8度だったのが最終的に13度まで、路面温度にいたっては21度から29度にまで高まったほど。そんな状況の中、最初に#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTをドライブしたのは永井選手だった。いきなりロングランをかけ、その最中に1分28秒254をマーク。1回だけピットストップを行い、40分ほど経過したところで織戸選手に交代する。

 ここまでは順調だったが、織戸選手に代わって間もなくミッションにトラブルが発生。わずか1周しただけでピットに戻ることに。残念ながら、チェッカーが振られてもなお修復は続き、貴重な走行時間を失ってしまう。

公式予選Q1 4月10日(土)14:18〜14:28

 今年もGT300クラスは、予選Q1が2グループに分けられ、#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTはBグループでの走行となった。無事、修復が済み、このセッションを担当したのは織戸選手。限りなくぶっつけ本番状態ではあったが、そこは豊富な経験が活かされた。

 タイヤの内圧なども決めきれていなかったにも関わらず、計測2周目までにしっかりコンディションを整え、1分26秒525をマーク。これでも十分Q1突破が可能であったが、さらに激しくコースを攻め立てた織戸選手は、1分26秒442にまで短縮して7番手につけることになった。昨年の第6戦・鈴鹿から4戦連続で#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTは、Q2へと駒を進めることに成功した。

公式予選Q2 4月10日(土)14:53〜15:03

 続いて行われた予選Q2に挑んだのは、永井選手。織戸選手からのインフォメーションを受け、アウトラップに2周をウォームアップに加えてからアタックを開始する。まず自己ベストとなる1分28秒063をマークした後、次の周には1分27秒442まで短縮を果たし、チェッカーを待たずにピットに戻ってくる。その結果、#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTは15番手を獲得し、入賞も十分狙える位置から決勝レースに挑むこととなった。

永井宏明選手

「今回、練習走行でトラブルがあって、しっかり走れない状況の中、織戸選手がなんとかQ1を通ってくれ、非常に感謝しています。ただ、僕がミスしちゃっているんですよ……。まぁ、それがなければもう少し上位ポジションは行けました。クルマにはもう少し足りない部分もあるので、この後もっと良くし、ウォームアップ走行で確認できたらいいですね。ここから少しでも順位を上げて入賞を目指していきたいです!」

織戸学選手

「トラブルで、ほとんど走れないなか、なんとか直してくれたメカニックに感謝! 良かった!! Q1通過できて良かったです。もうちょっと練習で走れれば、もっと良かったんでしょうけど、決して悪くはなかったです。決勝は淡々と頑張ります!」

金曽裕人監督

「公式練習でミッションにトラブルが出て、それの修復作業もあり、なんとか時間内にメカニックが頑張ってくれ予選アタックができて良かったです。タイヤの内圧なども決まっていない状態で、あそこまで行けたんですから十分! 十分! さすが織戸選手! Q1を通れてハッピーです。流れは全然途絶えていないし、明日に向けてプラス思考の方が大きいぐらいです。良い流れをつかんでいると思いますので、決勝にご期待ください!!!」

2021スーパーGT第1戦岡山 織戸学/永井宏明(TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT)
2021スーパーGT第1戦岡山 織戸学/永井宏明(TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT)

決勝レース(82周)4月11日(日)13:15〜


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