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スーパーGT ニュース

投稿日: 2021.05.07 16:16
更新日: 2021.05.07 17:23

#30 TOYOTA GR SPORTS PRIUS PHV apr GT 2021スーパーGT第2戦富士 レースレポート

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スーパーGT | #30 TOYOTA GR SPORTS PRIUS PHV apr GT 2021スーパーGT第2戦富士 レースレポート

永井宏明
「残念でした、Q2を走れなくて。クルマ的にはいいバランスになってきているので、決勝でのいい走りにご期待下さい!」

織戸学
「クルマのパフォーマンスは充分だったけど、ちょっと予選のベスト周で僕がBコーナーで、ズルッとリヤを出してしまいました。それが響いちゃった。Q1、Aグループは壁が厚かった。強豪ぞろいで、速いのが集まっていたから実質Q2レベルでした。明日は長いレースですから、スタートダッシュを決めて頑張ります」

上村優太
「僕自身、スーパーGTは初めてであり、FIA-GT3の経験はあっても、GT300は初めてなので、GT500クラスとの混走がまだまだ分からない部分で、楽しみではあります。が、不安でもありますね。ポイント獲得の手助けになれば!! と思っています。最終スティントを担当する予定なので、チェッカー受けられるよう、頑張ります」

金曽裕人監督
「ワンミスでしたね、それも小さなミスなのに。今回のQ1、Aグループというのは有力勢が揃っていたから、あの中で残りたかったけど、さすがの織戸選手でもワンミスでQ1通れなかったのが現状。クルマのパフォーマンスとしてはアベレージも高いなかで走れているので、目標をシングルフィニッシュ入賞として、ポイント獲って帰りたいですね。前回みたいな不運だけは避けたいです」

TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(永井宏明/織戸学/上村優太) 2021スーパーGT第2戦富士
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT(永井宏明/織戸学/上村優太) 2021スーパーGT第2戦富士

■決勝レース(110周) 5月4日(火・祝)14:30~

 決勝のスタート進行の開始とともに行われた20分間のウォームアップでは、今回も永井選手が最初に#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTに乗り込むこととなった。
 
 500kmもの長丁場とあって、普段より多くタイヤを使用することもあり、まずはタイヤの皮むきを繰り返す。結果として、しっかり走れたのは2周だけだったが、これはドライバーもマシンも絶好調の証と言えるだろう。最後は上村選手が走行し、ウォームアップを終えることとなった。
 
 今回、スターティングドライバーを務めたのは織戸選手。18番手からのスタートだったものの、オープニングラップのうちにいきなり15番手にポジションを上げ、滑り出しは上々。2周目にはさらに2台をパスし宣言通り大きくジャンプアップ。その直後にSC(セーフティカー)が入り、間隔はぎゅっと詰まったものの、6周目のリスタートでは、織戸選手がむしろ後続との差を広げることとなった。
 
 さらに、6周目には12番手に浮上する。その後はバトルを繰り返しつつ、早めの交代を行う車両が現れるたび順位を上げて、やがてポイント圏内に突入。7番手まで上がった33周目に永井選手と交代することとなった。

 永井選手は1分39秒台でコンスタントに周回を重ねつつ、前を行く車両を追いかけていた。そんな最中の50周目、ダンロップコーナーの入口で前を行くGT300車両のインを刺し、ポジションを上げた直後に、アウトから入ってきたGT500車両とラインが重なり、そして接触が。
 
 幸いマシンのダメージは外装だけで、ひとつ順位を落としただけでレース続行は可能であったのだが……。59周目、GT500との接触が「危険なドライブ行為」と判定され、ドライビングスルーペナルティの指示が出され、次の周にはピットイン。これで大幅にポジションダウンとなり入賞圏内の可能性は極めて低くなってしまう。
 
 そして、62周目には上村選手と交代する。初めて決勝で#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTを走らせる上村選手ではあったが、前を走る車両に遅れをとることなく確実に周回を進めていった。そして、最終ラップにはベストタイムとなる、1分38秒522を記してチェッカーを受けることに。結果は18位ではあったが、マシンにトラブルは一切生じず、長丁場を走りきったことによる収穫は極めて多い。次回はホームコースとなる鈴鹿が舞台。大いに期待して良さそうだ。

■コメント

永井宏明
「前のGT300を抜こうという時に、GT500が反対側の死角からコーナーに侵入しており、僕が抜き終わった時に突然いたという感じで当たってしまい、本当に申し訳なかったです。クルマはどんどん良くなっているので、悔しいレースになってしまいました。応援くださった皆さまにも申し訳ございません。次戦、Rd3鈴鹿はホームコース! 良い結果が出せるように頑張ります!!」

織戸学
「まずは、接触したGT500のチームの皆さま申し訳なかったです。レースはもうちょっと行けたね! 久々に、エキサイトなレースができた感じ! クルマとしてはいい方向が見えているので、鈴鹿を照準に、応援くださる皆さまとともに頑張ります。次の鈴鹿は入賞!!」

上村優太
「最終スティント行かせてもらって、まだまだタイヤのマネージメントを勉強しなきゃいけないな、って感じでした。実際、タイヤを余らせてしまって、最後の最後にベスト出しているんで、もうちょっとプッシュして走っても良かったな、って反省しています。でも、GT500との混走の雰囲気とか感覚がだいたい分かったので、今日は良い勉強になりました。貴重な経験を今後に活かしたいと思います!」

金曽裕人監督
「絶えずペースは悪くなかったのですが、ブラインドのコーナーに3台で入って行き、GT500の車両と接触してドライブスルーペナルティが順位ドロップの要因。ぶつけてしまったGT500のチームの皆さまには本当に申し訳なかったです。それがなければ入賞も見えてましたが、これぞレース。仕方ないですね」

「でも、今回はしっかり最後まで走りきれて、次につながるレースができたのは良かった。織戸選手も予選で失敗した分をたった数周で挽回し、ごぼう抜きで帰ってきてくれましたし、マシンバランスは良かったと思います。噛み合えば上にはしっかり行けると思う。次の鈴鹿は永井選手のホームコース! そこで30号車は爆裂します!! ご期待ください!」


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