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スーパーGT ニュース

投稿日: 2021.07.19 00:21
更新日: 2021.07.19 00:28

TOYOTA GAZOO Racing 2021スーパーGT第4戦もてぎ レースレポート

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スーパーGT | TOYOTA GAZOO Racing 2021スーパーGT第4戦もてぎ レースレポート

SUPER GT 2021年 第4戦 もてぎ MOTEGI GT 300km RACE

酷暑のなかで猛追を見せた国本/宮田組GRスープラが2位フィニッシュ
関口/坪井組が3位で今季2度目の表彰台

 SUPER GT第4戦がツインリンクもてぎで行われ、猛烈な暑さのなかで、2番手からスタートし終始首位争いを繰り広げた国本雄資/宮田莉朋組WedsSport ADVAN GR Supra 19号車が2位フィニッシュ。関口雄飛/坪井翔組au TOM’S GR Supra 36号車が3位で続き、2台のGRスープラが表彰台を獲得しました。

 SUPER GT第4戦『MOTEGI GT 300km RACE』が7月17日(土)、18日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催されました。

 今季、第3戦として5月末に予定されていた鈴鹿ラウンドが8月に延期となったことで、ゴールデンウィークの第2戦富士ラウンド以来、約2カ月半ぶりのSUPER GTとなります。 今季のSUPER GTは、開幕戦でGRスープラがトップ4を独占する速さを見せ、第2戦では惜しくも勝利は逃したものの、2位、3位を獲得。第1戦で勝利、第2戦で2位と連続表彰台の大嶋和也/山下健太組ENEOS X PRIME GR Supra 14号車がドライバーズランキングで首位につけています。

 例年、もてぎでのSUPER GTは最終戦として比較的寒い時期に行われてきましたが、昨年のコロナ禍で行われたシリーズと同様、今年も年2回の開催で、1回目は真夏の7月開催となりました。ブレーキやタイヤ、車両とドライバーにも厳しいと言われるもてぎで、熱い戦いが繰り広げられました。

 今大会も、KeePer TOM’S GR Supra 37号車のシーズンエントリードライバーとして登録されているサッシャ・フェネストラズが入国できないため、代役として阪口晴南がドライブ。この阪口晴南が乗るはずだったGT300クラスのK-tunes RC F GT3 96号車は、TGR-DCドライバーの平良響が開幕2戦に続きドライブします。また、同じくGT300クラスのarto RC F GT3 35号車も、ナタポン・ホートンカムに代わり、ジュリアーノ・アレジが出場します。

 今大会も新型コロナウイルス感染拡大防止策を十分に配慮した上で、有観客で開催。イベント広場には、8/6公開の映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』に使用されたGRスープラが展示され、大きな注目を集めていました。

映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』に使用されたGRスープラがイベント広場に展示
映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』に使用されたGRスープラがイベント広場に展示

予選

 7日(土)、梅雨が明けたばかりのもてぎは、強い日差しに照らされ、猛烈な暑さとなりました。午後2時15分、気温33度、路面温度45度という灼熱のコンディションで、ノックアウト方式の予選が開始されました。

 10分間で行われたQ1は、上位8台がQ2へと進出します。残り8分程から各車コースへ向かい、セッション終盤にアタック開始。19号車の国本がGRスープラ勢最上位の3番手タイムをマーク。第1戦、第2戦と連続3位表彰台で、ランキング3位につける37号車は平川亮のドライブで4番手。第2戦で2位に入りランキング4位の36号車は坪井が5番手タイムをマークしました。石浦宏明がアタックしたZENT CERUMO GR Supra 38号車は最後に7番手タイムで滑り込み、ここまでの4台がQ2進出。

 中山雄一がアタックしたDENSO KOBELCO SARD GR Supra 39号車は12番手、ランキングトップで70kgものサクセスウエイトとなり、2段階の燃料リストリクター規制を受けることとなった14号車は、大嶋がアタックするも13番手に終わりました。

 Q2では、前戦でポールポジションをマークした19号車の宮田が、1分37秒台に入れる好走を見せましたが、惜しくも0.05秒届かず、最前列2番手グリッドを確保しました。関口の36号車は最後のアタックでやはり1分37秒台に入れ2列目4番手。阪口晴南の37号車が5番手。立川祐路の38号車は8番手から決勝レースに臨むこととなりました。

 GT300クラスでは、Q1は2グループに分けて実施。A組では織戸学がアタックを担当したTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 30号車が6番手タイムを叩き出しQ2へ進出。新田守男の96号車はコンマ2秒及ばず11番手。アレジの35号車は14番手、嵯峨宏紀のTOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT 31号車は15番手でQ1敗退となりました。

 Q1のB組では、開幕戦で3位表彰台を獲得した埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車を駆る川合孝汰が33kgのサクセスウエイトをはねのけ3番手タイムをマーク。三宅淳詞のたかのこの湯 GR Supra GT 244号車が5番手に入り、Q2進出を決めました。一方、前戦富士大会で勝利を飾ったSYNTIUM LMcorsa GR Supra GT 60号車は河野駿佑がアタックしましたが、69kgのサクセスウエイトは厳しく、12番手でQ2進出を逃しました。

 Q2では、吉田広樹の52号車がまずトップに躍り出ると、堤優威の244号車がこれを塗り替え、ポールポジション獲得かと思われましたが、最後のアタックで惜しくも塗り替えられ、244号車は最前列2番手、52号車が2列目4番手グリッド。30号車は14番手からスタートすることとなりました。

2021スーパーGT第4戦もてぎ 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)
2021スーパーGT第4戦もてぎ 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)

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